パレスチナ:西岸、ガザ地区における人権侵害
2014年02月07日付 al-Hayat 紙

パレスチナ:オンブズマン事務局、ヨルダン川西岸、ガザ地区における不自然な死亡例と拘束者への虐待の継続

【ラマラ:本紙】

「人権のための独立委員会」(オンブズマン事務局)は、ヨルダン川西岸やガザにおいての10件の不自然な死亡例の発生、また拘束者に対する拷問や虐待が継続して行われているということを発表した。

委員会は昨日(6日)発行された先月1月の人権侵害に関する報告書において、武器の無秩序かつ不適正な使用、治安の無秩序状態、また家族の復讐、その他の原因による、ガザ地区における不自然な7件の死亡例とヨルダン川西岸における3件の死亡例を記録したことを伝えた。また委員会はこのような観点からの56の訴えを受けたこと、そしてその中の36はガザ地区のもので、19がヨルダン川西岸のものであったことを指摘し、拘留中の虐待や拷問の例は先月増加したことを明らかにした。

報告書は「委員会は、公正な法的手続きおける権利の侵害の問題、また基本法が規定するところの公正な訴訟の保証しないままの拘留の問題に関する苦情を受け続けた」と述べた。また「一部の公的治安機関や市民機関は判決の執行を控えたり、判決の執行を故意に遅らせたり延期させたりしている」と付け加え、8件の苦情と、ずいぶん前に発行されいまだに執行されていない16件の判決が記録されていることを指摘した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:川北真以 )
( 記事ID:32850 )