無宗教者の増加でアメリカは宗教を失ってしまうのだろうか
2014年02月09日付 al-Hayat 紙
■無宗教者の増加後…アメリカは宗教を失うのか?
【ロンドン:アブドゥッラー・アバー・ハイル】
一見、バージニア工科大学の学生クラブにいる者たちの姿は同じようなクラブに所属する他の学生たちの姿と大きくは異ならないように見える。(しかし)彼らが会話や議論を始めるとき、彼らが彼ら自身は極秘だと思っているテーマを隠すために(クラブに)参加していることが分かる。このようにして、イギリスのジャーナリスト、ピーター・フォスター氏はアメリカの若者の間での無宗教というテーマを取り上げ始めた。
話の最初で、フォスター氏が最初に知り合った者の一人であるあるシャイな少女は、彼女が無宗教だという事実故に両親と極めて疎遠であることを認めた。彼女は言った。「友達の中でも親友だけがそのことを知っています。私の出身地では、教師をやっていたある人が私と同じ無宗教です。いずれ両親に伝えようと思いますが、伝えるのは私が経済的に独立した後になります」。議論では、参加者全員が自分の物語を語り、他の人に自分が無宗教であることを公表するか否かを伝えている。
10年ほど前から、「信仰者ではない」と自称する集団があり、その集団はバージニア工科大学のキャンパス内で公然と会合を開いていた。今日は、アメリカ各地の大学で(そのような集団の)雪玉が急速に大きくなっているようである。2007年には、無宗教、あるいは(宗教的)無関心者の団体は100を越えなかった。これらの団体の構成員は、造物主の存在を否定しないがそれを信じてもいない人々である。現在、愛国的世俗主義者学生同盟は、新しい統計に基づき、無宗教者の団体数が350を越えていると指摘している。
(後略)
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( 翻訳者:西村早奈恵 )
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