うそつき羊飼いのS.O.S.:だまされた救助隊員たち、放牧を手助け
2014年02月03日付 Hamshahri 紙
:[【ハムシャフリー・オンライン】羊飼いの男が、自分の羊たちを助けるために赤新月社機構にうその通報をし、「6人の羊飼いとともに、命の危険にさらされている」と告げた。
この男は月曜日[2月3日]、[カスピ海沿岸のギーラーン州]
ソウメエサラー県の赤新月社に電話してきて、「同県内リーフシャーギャルド村の山の高地で、困ったことになっている」と話した。男は、数分後にまた電話してきてこう言い張った。
羊飼いたちのひとりが、寒さのあまり凍えて死にそうなんだ。もはや助ける手立てがない。
赤新月社救難救助機構報道官のホセイン・デラクシャーンは、この話を伝え、ハムシャフリー紙にこう語った。
男から通報を受けた後、2つの救助チームが現場に急行した。しかし、調べてみると、羊飼いの通報の内容が真実でないことが分かった。羊飼いは、救助隊が到着したのを見ると、極めて冷静にこう言った。
自分の羊たちを助けたくて、あんな通報(「仲間の羊飼いが死にかかっている」という通報)をしたのだ。羊が死んでしまうことがないように。
デラクシャーン報道官は次のように伝えた。
この羊飼いは、他の羊飼いら6人と一緒に羊の群れの放牧のために山の方へ行っていたが、雪に阻まれてしまったのだ。山の上は積雪があまりにも多く、羊飼いらは羊に草を食べさせることができなかった。それで、救難救助隊に連絡し、助けてもらおうとしたようだ。除雪してもらって、羊たちが放牧地へ行けるようにしてほしかったらしい。
同報道官はこう述べた。
救助隊員たちは羊飼いらに非常食を与え、除雪を行って通り道を確保し、羊たちの放牧ができるように現場を整えたのだった。
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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:32910 )