エジプト:ジハード主義者の指導者らはカタル、トルコに逃走する
2014年02月11日付 al-Hayat 紙


■エジプト:ジハード主義者の指導者らはカタル、トルコに逃走する

【カイロ:アハマド・ラヒーム】

本紙は、エジプトの複数のジハード主義団体の幹部らが海外へ逃亡し、また別の幹部らはドーハへ出発する機会を待って潜伏しているとの情報を得た。

治安筋およびエジプトのジハード主義者筋は本紙に次のように語った。「『ジハード団』と『イスラーム集団』の両組織の多くの幹部がエジプトの刑務所で服役中である。その中には解任されたムハンマド・ムルスィー前大統領の任期中に釈放され、2013年8月14日の『ラービア・アダウィーヤ』広場および『ナフダ』広場での座り込みデモ鎮圧の直後に再逮捕された『イスラーム集団』の軍事部長ムスタファー・ハムザ氏がいる。さらに、受刑者の中には、「アル=カーイダ」の指導者にして「ジハード団」の幹部でもあるアイマン・ザワーヒリーの弟のムハンマド・ザワーヒリー氏や、同組織の幹部、サーリフ・ジャーヒーン氏とナビール・マグリビー氏もいる」。また、同筋は、「アッバース・シュナン氏やムハンマド・アブー・ハディード氏、ナビール・アブドゥルファッターフ・バクル氏をはじめとする「ジハード団」の幹部らは、釈放され、治安上の追跡を受けることなく自宅にいる」と述べた。

エジプト国外に逃亡した幹部らについては、カタルとトルコに分散している。別の一部は、カタルかトルコに逃走する機会を待って、アラブかヨーロッパの諸国に滞在している。

また、「イスラーム集団」の幹部、ターリク・ザムル氏およびアースィム・アブドゥルマージド氏はドーハで姿を見せた。暴力事件に関与した容疑の公判出廷に出廷させるため、エジプト側は正式にこの2人の引き渡しを求めた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:石川みのり )
( 記事ID:32914 )