■プーチン大統領スィースィー氏の立候補を支持:責任ある決断
【モスクワ:ラーイド・ジャバル;カイロ:本紙】
ロシアのウラディミール・プーチン大統領は昨日(13日)、エジプト国防相のアブドゥルファッターフ・スィースィー氏が大統領に立候補したことを「責任ある決断」として支持を表明し「ロシア国民はあなたがたの成功を期待している」と述べた。スィースィー氏はモスクワ訪問を通じて「強いロシアの支持」を得るだろうと見込まれていたため昨日のプーチン氏とスィースィー氏の会見は政界やメディアに驚きを与えるものではなかった。しかし衆目を集めたのは、プーチン氏の「エジプト国民の将来に結びつく責任ある決断の成功にたいする個人的希望、またロシア国民の希望」の表現方法であった。そして、同大統領はスィースィー氏が「広く支持を集めることができ、エジプトとすべての国民のために安全と安定を回復することができるだろう」とその信頼を表明した。
スィースィー氏はプーチン氏とロシアの「エジプト国民の願望を支援する」姿勢に感謝を表明するとともに、テロの問題についても指摘し「エジプトと地域が直面している大きな課題である」と形容した。またプーチン大統領のソチ・オリンピックでの素晴らしい組織力に祝いの言葉を述べ、カイロでの会談に対する期待を表した。
外務大臣ナビール・ファハミー氏も同行していた昨日の訪問計画は多忙で、両大臣は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とセルゲイ・ショイグ国防大臣との2対2形式の会談を行った。ラブロフ氏はこれをロシアとエジプトの間の「多種多様な関係に門戸を開く」ものであると称した。
(後略)
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:細貝友香 )
( 記事ID:32960 )