チュルクサット4A、打ち上げ成功
2014年02月14日付 Hurriyet 紙


日本とトルコのエンジニアが共同で開発した人工衛星チュルクサット4Aが23:09にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。人工衛星のおかげで、トルコのテレビがアフリカのあらゆる場所で視聴可能となる。またトルコ全土でインターネット接続が可能となる。

人工衛星は打ち上げから9時間13分後に最初のシグナルを出す予定となっており、「東経50度」の地点に設置させたのち、この経度に約3か月留まる予定。人工衛星は、コントロールセンターにより全軌道やサブシステムのコントロールを実現するが、その後「東経42度」に設置される予定。打ち上げの直後、人工衛星のコントロールはギョルバシュ人工衛星地上局に移され、そこから送られる司令により約1か月にわたって運行テストを受ける。トルコは宇宙で人工衛星を保有する30か国に含まれるが、チュルクサット4Aにより人工衛星の所有数は運用中の4基を含め5基に増える。人工衛星チュルクサット4Aによりトルコの人工衛星は初めて新技術であるKaバント周波数を用いる。これにより、以前は到達できなかったアフリカのサハラ砂漠南部にもテレビ映像を送ることが可能となる。Kaバントにより電波サービスエリアに小さな回路で映像を送りとどけ、より強く効果的な放映の可能性をもたらすだろう。このようにしてインターネット接続のコストも低くなるだろう。人工衛星チュルクサット4Aにより放送サービスと同時に軍事目的の放送衛星の可能性も生まれるだろう。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:32967 )