ヨーロッパ最大のポルシェショールーム、イスタンブルにオープン
2014年02月17日付 Hurriyet 紙


「マスラク・ドウシュ・オト・ポルシェ」が、オープンした。これは、1000万トルコリラの投資によって建てられたヨーロッパ最大級のポルシェのショールームという特徴を持つ。

ポルシェの新しいコンパクトSUVモデルである「マカン」が初めてトルコのお披露目となったショールームでは、年に200台が販売される予定だ。

マスラクにあるドウシュ・センターに出店したマスラク・ドウシュ・オト・ポルシェショールームは、当メーカーのコンパクトSUVモデルである「マカン」を引っさげてオープンした。この新しいショールームは、内部空間と収容量としてはヨーロッパ最大級のポルシェセンターのうちの一つである。1400平方メートルの販売スペースと750平方メートルのサービススペースによって、14台のポルシェ車を同時に収容できる。1000万リラの投資で建てられたショールームでは、年間に販売する台数目標は200台であることが明らかになった。

ポルシェA.G販売・マーケティングの管理部門責任者ベルンハルド・マイアー氏 は、ポルシェは昨年世界で16万3000台を売り上げ、これが一昨年より15%増であるとし、「トルコではこれに518台の貢献をしました。一昨年に比べ販売は、高税率にも関わらずトルコで5%の割合で増加しました。これも最良のメーカーで高品質のスポーツカーであるだけでなく、経営パートナーとその社員の[販売上の]成功でもあります」と話した。マイアー氏は「我々の拡大戦略は、継続可能な拡大です。拡大可能な戦略の基礎のうちの一つは経営パートナーと投資家の信頼と信用によって実現されています。イスタンブルにある新しいショールームがこの象徴です」と述べた。

今年ドウシュ・オートモティブとポルシェの提携が18年目になったと話すドウシュ・オートモティブCOEのアリ・ビラルオールは、2つの大きな幸せが同時に起こったと述べた。「一つ目は、ヨーロッパの最大かつ重要なポルシェセンターの1つとしてドウシュ・オト・ポルシェ・マスラクショールームがオープンしたことです。もうひとつは、ポルシェにとってとても重要なモデルであるマカンのトルコでの先行披露です」と話した。マカンが販売されることを受けて、ポルシェの販売が加速するのではと考えているとし、「全世界同様、トルコでもポルシェの日常使用への適合及び快適さとスポーツカーの楽しみとを凝縮したモデルであるパナメラとカイエンが特に大きな関心を呼んでいます。マカン・モデルも同じようにトルコで大きな関心を呼ぶと考えています。マカンのようなコンパクトSUVモデルは、市街地での運転が容易であるというような理由から、特にポテンシャルのある女性のポルシェ使用者によって選択されるであろうと考えています」 と話した。

■トラは12万5000ユーロに

インドネシア語でトラを意味するマカンのトルコでの販売は4月に始まる。当初、258馬力3.0リッターV型6気筒のディーゼルエンジン搭載のマカンSディーゼル、340馬力3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジン搭載のマカンS、そして400馬力3.6リッターV型6気筒ツインターボガソリン車のマカン・ターボというモデルが消費者に提供される。ポルシェマカンSディーゼルモデルは12万5000ユーロで販売される予定である。マカンのトルコでの初年度販売目標は40から50台になると明らかにされた。

■高級車市場は縮小

ビラルオールCOEは、リラ安、銀行規制・監査協会(BDKK)がクレジットの使用を制限し特別消費税(ÖTV)が上昇した後、自動車市場は20%縮小するとし、高級車部門では約10%縮小すると話した。ビラルオールCOEは「様々な部門がこのプロセスにどのような反応を示すのか、どのように解決策がなされるか待たなくてはなりません。このため3月末に状況はより明確になるでしょう。自動車市場では20%の割合で減少を見込んでいます。3月に行われる分析を詳しく検討します」と話した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:33005 )