エルドアンの二人の娘、1997ポストモダンクーデター裁判に「被害届け」
2014年02月19日付 Radikal 紙
エルドアン首相の娘であるエスラ・アルバイラク、シュメイイェ・エルドアン両氏は2月28日訴訟に加わるために申請をした。女性・民主主義協会(KADEM)のメンバーの呼びかけで、あるグループの女性が今日、カルタル裁判所を訪れ、2月28日訴訟に参加するために嘆願書を提出した。両氏の嘆願書は弁護士を通じてKADEMのメンバーと共に裁判所に届けられた。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の娘であるエスラ・アルバイラク氏とシュメイイェ・エルドアン氏は、女性・民主主義協会メンバーの女性らと共に2月28日訴訟に参加することとなった。今日、カルタル裁判所に集まったKADEMメンバーの女性たちは記者会見を行い、アンカラ第13刑事裁判所で審理されている2月28日訴訟に参加するため、アナトリア刑事裁判所に申請をした。
■訴訟への参加を望んでいる
エスラ・アルバイラク氏、シュメイイェ・エルドアン氏の嘆願は弁護士を通じて提出された。2月28日プロセスにおいて彼女たちがスカーフを被っていたため、両氏はトルコで教育を受けることができず、国外に出ざるを得なくなった。両氏はこのポストモダン・プロセスにおいて損害を被ったことを理由に訴訟に参加し、原告となることを望んでいることが明らかになった。
■裁判所の前で記者会見
カルタル裁判所の前に集まったKADEMメンバーの女性たちは記者会見を行い、何故訴訟への参加を望んでいるのかを説明した。グループを代表して以下の様な説明がされた:
「KADEMとして、2月28日プロセスがどれほど困難で複雑なプロセスであったかということ、その結果が何千人もの人々が不当な扱いを受けたこと、その影響は、何年経ってもいまだ続いていることを私たちは知っている。2月28日訴訟の結果は、注目が集まっているものの未だ出ていない。私たちはこの訴訟を興味深く見守っています。様々なかたちで被害を受けた人々に対する、この訴訟における支援は不十分なものでした。公表されている原告数は数千名にのぼりますが、残念ながら彼らには支援が行われていないようです。この訴訟は、被害者のためだけののものではありません。(中略)」
■勾留中の被告はもういない
国家安全保障評議会の決定により、福祉党政権を転覆させたとして103人の被告が裁判にかけられた2月28日訴訟の初公判は、2013年9月2日にアンカラ第13刑事裁判所において行われた。「トルコ共和国政府を武力で倒そうとした」罪をめぐる裁判の最近の審理となる、第65回裁判審理は2月4日に行われた。2013年12月に行われた審理では勾留されていたチェヴィキ・ビル、チェティン・ドアン、エロル・オズカスナク、ケナン・デニズ、イドリス・コラルプについて釈放の決定がなされた。この決定をもって2月28日訴訟において勾留されている被告の数は0となった。
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( 翻訳者:渡辺夏奈 )
( 記事ID:33020 )