チュニジアでリビア軍用機が墜落、LIFG元最高幹部死亡
2014年02月21日付 al-Hayat紙


■チュニジアでのリビア軍用機事故:「リビア・イスラム戦闘集団」の元最高幹部を含む11人が死亡

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラーシー】

チュニジア当局は昨日(20日)、チュニジアの首都から40キロ南に離れたグロムバーリア地域において、一昨日の晩にリビアの医療軍用機の墜落事故が発生したと発表した。この事故により「リビア・イスラム戦闘集団」(LIFG)元最高幹部であり、アブドゥルラヒーム・キーブ氏率いるリビア暫定政府の一員であったミフターハ・ザワーディー氏を含む、乗客11人が死亡した。チュニジア政府の情報筋は、墜落機は旧ソ連製の「アントノフAn-26型」で、リビア首都のトリポリにあるミティガ国際空港から、チュニス・カルタゴ国際空港に向けたフライト中、ニヤーヌー村近隣の耕作地に墜落したが、家屋などに被害はなかったと述べた。

チュニジア民間防衛部隊のスポークスマンであるマンジー・ガーディー氏は「軍用機は現地時間の午前1時半頃に墜落した。また、同機には医師が1人、患者2 人、同伴者3人、そして5人の乗務員が搭乗していた」と述べ、また「軍用機は全焼しており、現場に向かった民間防衛部隊は瓦礫から焼死体を回収した」と付け加えた。

民間防衛部隊の当局者は「レーダーから同機が消失する前、チュニス・カルタゴ国際空港の管制塔に対して、パイロットからエンジンに故障があるとの連絡がはいっていた」ことを事故現場より発表した。また、消防士と警察官は昨日の明け方に、事故原因を知る手がかりとなるであろうブラックボックスの捜索を実施し た。犠牲者の遺体はチュニスにある病院のひとつに運ばれ、チュニジアの内務大臣は犠牲者の氏名を公表した。今回の事故で犠牲となったのは、サラーフ・ラシード・ムサラーティー(操縦士)、ワリード・ハリーファ・シーファーウ(操縦士)、アンマール・サーリフ・ジバーリー(航法士)、ジュムア・ムハンマド・アブールーイス(航空機関士)、アフマド・ムハンマド・キンディー(航空機関士)、ムスバーハ・ムハンマド・アキール(医師)と、患者であったミフターハ・マブルーク・イーサー・ザワーディー氏、ヌールッディン・アリー・スィード氏、そして彼らの同伴者であったアブドゥルハキーム・アリー・スィード氏、ワリード・サーリフ・スィード氏、ターヒル・アブドゥルモウラ・シャリーフ氏である。また内務大臣は、内務省が必要な現場検証、物的証拠・痕跡の入手、解析と調査のため、移動式ラボを軍用機の墜落現場に派遣したことを付け加えた。

リビアの公式通信社は、リビア空軍に所属する「アントノフAn-26型」航空編隊司令官であるアブドゥルサラーム・ペトロ大佐の「軍用機墜落の原因につ いて、同機のエンジンのひとつの炎上により、機長が滑走路へ到着する前に緊急着陸を強いられたという予備情報がある」という発言を引用した。

また「墜落機は患者をリビアからチュニジアに搬送する途中であった」と付け加えた。

同事故は、2週間以内に北アフリカ地域で発生した2番目の墜落事故である。10日前には、アルジェリアの軍輸送機が山岳地帯に墜落し、77人が死亡した。この事故は、同国で10年間の間に発生した中で最悪の航空機事故である。

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(翻訳者:山名結子)
(記事ID:33038)