エジプト:外相「ナイル川は協力の源」
2014年02月22日付 al-Hayat 紙

■エジプト:タンザニア訪問中のエジプト外相「ナイル川は紛争の源ではなく協力の源」

【カイロ:本紙】

エジプトのナビール・ファフミー外務大臣は昨日、ナイル川は「協力と繁栄の源であり紛争と緊張の源ではない」と訴えた。これは、以前の交渉ラウンドが暗礁に乗り上げたにもかかわらず、エジプト政府はナイル川流域諸国との交渉を継続する考えであること示すものである。以前の交渉ラウンドにおいては、エジプトの高官がエチオピアを「グランド・ルネサンス・ダム(ナフダ・ダム)」計画への協力のためエジプトが出した提案に対し「頑な」な態度をとっているとして非難した。「グランド・ルネサンス・ダム」はエチオピア政府がその建設を主張する一方、エジプト政府はナイル川からの水の割り当てによる影響を懸念している。

ファフミー外務大臣は昨日、ナイル川流域国のひとつであるタンザニアを訪問し、そこでタンザニアのベルナード・メンベ外務大臣と会談した。エジプト外務省の声明は「両国が様々な分野における二国間関係の深化の必要性を強調した」と指摘した。また、特にスーダンがグランド・ルネサンス・ダムの建設構想への干渉を「に関わることを避けエジプト政府のみがその交渉を提示したことをうけて、エジプト政府はエチオピアに対しより一層の圧力をかけるため経済的合意を通してナイル川流域諸国に働きかけを行なっているようである。

エジプト外務省のバドル・アブドゥルアーティー報道官は、両大臣による会談は「両国の国民の利益と繁栄を実現するために、政治的、経済的、通商的、軍事的な様々な分野における二国間関係の発展と深化の方法を討議した。またナイル川の水に関する問題やナイル川流域諸国間での協力の促進に加えて、アフリカ大陸およびアフリカ連合内での地域情勢についても討議した」と述べた。

アブドゥルアーティー報道官によると、ファフミー外務大臣は「ナイル川は、従来の如く、ナイル川流域諸国の国民にとって協力と繁栄の源であり続けなければならず、紛争と緊張の源になることは大いなるの間違いである」ことをタンザニアの外務大臣に強調した。また「エジプトは一年間に必要な水量の95%以上をナイル川に依存しており、他のナイル川流域諸国とは違い、ナイル川はエジプトにとって唯一の命綱である。このことを考慮に入れ、ナイル川流域の同胞国が、エジプトにとってのナイル川の水が決定的な重要性を持つ事を認識するよう期待している」と言及した。ファフミー外務大臣は「エジプトにとって水への必要性がますます高まっているのと同様に、他のナイル川流域諸国にとっても電気や開発への必要性はますます高まっている。これらは、エジプトの利益を損なう事のない形で相互の協力を行なっていく以外に実現することはできない」と付言した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:佐藤早於里 )
( 記事ID:33048 )