■キエフでシリア革命の旗がはためく
【ベイルート:本紙】
ウクライナのデモ参加者はシリア革命の旗を意図的に掲げた。それは、シリアで起こっている殺戮(さつりく)を示唆するとともに、それとウクライナでの最近の出来事との、ある意味での関連を示唆したものだ。
ロシアは今日、ウェブサイト上にビデオを公開した。このビデオは瞬く間にSNS上で拡散され、これがシリア政権を支持している一部のSNSの活動家の怒りを呼び起こした。彼らは、ウクライナで起こっている革命は、アメリカのロシアの戦いの枠組みの中でアメリカが引き起こしたものだと見なした。
活動家たちは、彼らの批判をウクライナの反体制派に向けるために、このビデオを利用した。そして、反体制派をアメリカ・シオニスト陣営に追随していると非難した。
この動きにより、一部の人々は歓喜した。彼らはウクライナでの出来事とシリアの革命を関連付け、加えて、シリアで起こっている事への態度と類似したロシアの態度を批判した。
SNSのサイト上では複数の同様のキャンペーンが起こっている。一部のシリアの活動家は、シリア革命からウクライナ革命へのアドバイスを送るために、フェイスブック上に皮肉キャンペーンを投稿している。
ウクライナでは一連の流血沙汰が起こっているが、これは首都キエフで起こっている抗議活動の波の一環である。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:33050 )