ダヴトオール外相、ウクライナ暫定首相と会見「現状維持を」
2014年03月02日付 Hurriyet 紙


キエフを訪問しているアフメト・ダヴトオール外相は、トルコがウクライナの領土の一体性が重要だとしていることを強調し、「クリミアの地位保全と、我々の兄弟民族のクリミアにおける基本的な存在の強化が我々にとって必要不可欠だ」と述べた。

キエフでオレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行およびアルセニー・ヤツェニュク首相と会談したダヴトオール外相は、クリミア・タタール民族大会の元議長 で国会議員のムスタファ・アブデュルジェミル・クルムオール氏と、トルコの在キエフ公館で記者会見を行った。「我々の心と精神は現地の兄弟民族と共にある」 と述べたダヴトオール外相は、「クリミア・タタール人は、クリミアの基本的な要素であり、その土地の所有者であり、現地でウクライナの平等な国民として平和と平穏の中で生きる要求を持っている」と話した。

クリミア・タタール民族大会のクルムオール元議長は、「クリミア半島は事実上占領された。どんな理由もなしに、ウクライナの困難な状況を利用して、我々の隣人が我々の土地に手を伸ばした」と述べた。

■アメリカとクリミア問題を話し合う

クリミア情勢を受けて予定を変更し、ブルガリアから急遽ウクライナに向かったダヴトオール外相は、キエフに降り立った後アメリカのジョン・ケリー国務長官とドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー外相と電話会談を行ったことが分かった。ダヴトオール外相は会談で、クリミアにおける最新の状況と クリミア・タタール人の不安を取り除くために何ができるかということについて意見交換を行った。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:33127 )