イラク:ダーイシュがイラク人兵士20名を処刑
2014年03月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
ファッルージャ市の武装集団
ファッルージャ市の武装集団

■ダーイシュがファッルージャにてイラク人兵士20名を処刑

【アンバール:アナトリア通信】

イラク西部アンバール県ファッルージャ市の「部族革命家」の武装集団の情報筋は月曜(3日)、「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がファッルージャ中部で土曜日(1日)、公衆の面前においてイラク人兵士20名を処刑した」と明らかにした。

同筋はアナトリア通信に対し、匿名を希望しつつ、「兵士らの処刑は、3日前に部族革命家の武装集団がイラク軍の兵舎を攻撃した際に、兵士らが捕虜とされたためになされた」と述べた。

同筋はまた、「部族革命家の武装集団はファッルージャ南部のナイーミーヤ地域にある兵舎を攻撃し、その際小型、中型、大型の様々な武器を使用した」と明言。さらに、「兵舎周辺でイラク軍との衝突が5時間以上にわたって続き、その結果20名のイラク人兵士が捕虜となり、軍の車両3台が燃やされ、兵舎は完全に占領された。また部族革命家の武装集団のうち2名が殺害され、重傷を負った者もいた」と付言した。

さらに、「捕虜らは軍の3台の車両によりファッルージャ市に移送され、その後ダーイシュのメンバーが部族革命家の武装集団から捕虜らを引き受けた。ダーイシュはその後24時間以内に捕虜となった兵士らを処刑した」と続けた。

アナトリア通信は、ナイーミーヤ地域の兵舎を武装集団が占領する様子を映した映像の一部を手に入れた。その映像では、複数名の兵士が負傷、あるいは武装集団の捕虜とされる姿が映し出されている。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:33132 )