政府報道官:アーレフ氏の意見は、テイエブニヤー経済相を通して政府内で提起されている
2014年03月06日付 Jam-e Jam 紙
アーレフ[写真左]とテイエブニヤー経済相[右](www.namayande.com より)
【同紙2面】政府報道官は、
モハンマドレザー・アーレフ[※1]氏がロウハーニー政権で登用されていないことに対するアーレフ氏自身の不満について聞かれ、こう答えた。
※訳注1:2013年大統領選挙の改革派候補であったアーレフは、ハータミー元大統領の決断により候補を辞退して穏健派候補ロウハーニーの支持に回った。現在は、文化革命高等評議会[故ホメイニー師の勅令により創設された政府文化機関]および公益判別評議会のメンバー、イラン赤新月社高等評議会メンバーなどを務める。30年にも及ぶ行政経験があるのに、ロウハーニーは自分には何も相談してくれないと漏らしていると報じられた。
アーレフ氏は疑いなく、現体制において最も多くの経験をもつ人物のひとりであり、尊敬され信頼されるべき存在である。政府は、アーレフ氏の意見が活用されることを歓迎する。
[ニュースサイト]《ターブナーク》によれば、[
ノウバフト]報道官は、さらに次のような見解を述べた。
[大統領選挙の際に行われた、各候補者陣営による]討論では、アリー・テイエブニヤー[経済財政相]はアーレフ候補の代表であった[※2]。だから、テイエブニヤー氏が政府内で何かを提案するとき、アーレフ氏の意見が提起されていると我々は考えているのだ。
※訳注2:このとき、ノウバフト報道官兼「企画・戦略監視」担当副大統領は、ロウハーニー候補の代表として討論に登場した。なお、アーレフが大統領候補を辞退して以後は、テイエブニヤーとは面会すらしていないと報じているメディアもある。
なお、テイエブニヤー経済財政相は、組閣時の信任投票で、イラン・イスラーム共和国史上最多の信任票を得て就任したが、ロウハーニー政権で最初のイエローカードを国会から出された。
関連記事(「大統領選辞退のアーレフ、「包括的な政党」を設立か?」)
関連記事(「テクノクラートたちの復帰:ロウハーニー、ベテランらを起用へ」)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:33178 )