サウジアラビア:諮問評議会における女性への議席割り当てを国連が評価
2014年03月13日付 al-Hayat 紙
■国連:サウジアラビア諮問評議会における女性への議席割り当ては、世界的な女性議員数の増加に貢献
【ニューヨーク:本紙】
UNウィメン(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)と列国議会同盟は一昨日(11日)、世界の女性議員数は昨年1.5パーセント増加し、21.8パーセントにまで記録的な形で到達したと発表した。また、列国議会同盟のアンダース・ジョンソン事務局長は、「世界各国における女性議員の増加はいくつかの要因によって実現された。その最たるものは、サウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王が発布した、諮問評議会の議席の20パーセントを女性に割り当てると規定した王令である」と指摘した。また、ジョンソン事務局長は、「現下の上昇率が維持されれば、世界中の議会において議員数の男女平等を実現するのに20年かからないだろう」と予想した。
UNウィメンと列国議会同盟は昨日初めて、2014年の「女性の政治参加マップ」という報告書を発表した。この報告書は、世界の女性閣僚数が2005年の14.3パーセントから17.2パーセントに上昇したと指摘している。同様に、防衛大臣の地位に就いている女性の数は2012年以来、7人から14人に上昇し、外務大臣や国際協力大臣の地位に就いている女性の数については、45人に上昇した。しかしながら、大統領や首相の地位に就いている女性の数は、2012年以来、19人から18人へとわずかに低下した。
UNウィメンのジョン・ヘンドラ事務次長は、「こういった前進にもかかわらず、未だに女性たちは、女性の指導力が劣っているとみなすジェンダーに基づく偏見や差別、文化的立場を含む、いくつかの障害を乗り越えることを課されている」と述べた。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:細谷文乃 )
( 記事ID:33214 )