アラブ連盟:シリア国内の避難民は600万人
2014年03月13日付 al-Hayat 紙

■アラブ連盟:シリア国内の避難民は600万人

【カイロ:アナトリア通信】

アラブ連盟のナビール・アラビー事務局長は、シリア国内の避難民の数が近隣諸国への難民を除いて600万人に達したと述べ、シリアの人道状況と衛生状況が3年におよぶ暴力行為の結果「悲惨で危機的である」と表した。

木曜日(13日)、第41回アラブ諸国保健相会議がカイロのアラブ連盟本部で一日の日程で開かれ、アラビー事務局長は会議冒頭の演説の中で「シリアの国内避難民や近隣諸国へ逃れた難民の状況は悲劇的であり、彼らの苦しみを和らげるための支援および衛生的・人道的支援にあらゆる努力を注ぐことが必要とされている」と語った。

アラビー氏はまた、パレスチナ人、ソマリア人、イエメン人、コモロ諸島住民に対する支援を呼びかけた。

シリア人権ネットワークが今週初め発表した声明によると、3年前シリア危機が起きてからの国内外の避難民・難民の数は980万人以上に達し、そのうち国外難民は約350万人に達している。

一方、リビアの保健大臣でこの会議の議長であるヌールッディーン・ダハマーン氏は、シリアの避難民が必要とする衛生用品の提供に向けて、またパレスチナにおける衛生状態の改善およびパレスチナ自治政府保健省の要請を支援することに向けて、アラブ諸国保健相が協議して共同で取り組むことの重要性を強調した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:33215 )