「アル=カーイダ」:シリアで欧米戦闘員育成を計画か
2014年03月26日付 al-Hayat 紙


■ニューヨークタイムズ紙:「アル=カーイダ」は西洋人らに訓練を施すための細胞をシリアに植え付けようと計画、標的はヨーロッパとアメリカ

【ニューヨーク:中東通信】

アメリカ中央情報局が作成した複数の報告書は、「アル=カーイダ」がシリア国内に細胞を植え付け、西洋出身のメンバーらに訓練を施すことを目指す長期的な計画を立てていると警告している。この訓練の目的は、西洋諸国の標的に対する作戦を実行することだという。米「ニューヨークタイムズ」紙が報じた。

同紙はウェブサイト上の記事で、過去数か月の間に歴戦の兵となった戦闘員数十名がパキスタンからシリアに向かっていると明らかにした。一方アメリカ中央情報局の高官やテロ対策センターの責任者らは、将来におけるヨーロッパおよび合衆国への攻撃の基礎を築く試みが存在するとの懸念を示した。

同紙はまた、アメリカ中央情報局(CIA)のジョン・ブレナン長官が「我々は『アル=カーイダ』がシリアの地を利用して戦闘員を補充し、その能力を向上させ、シリア国内で攻撃を実行するためだけでなく(国外への)出撃拠点としてシリアを利用することを恐れている」と述べた、と伝えた。

同紙は、中央情報局が電子メールの傍受、スパイ、SNSサイトを通じた情報収集によって行った新たな極秘評価は、以下のように結論付けていると明らかにした。アイマン・ザワーヒリーを含むパキスタンの「アル=カーイダ」の指導者らは、これらの西洋人らを戦闘員に加え、彼らに訓練を施すことを任務とした特別な細胞をシリアに植え付ける長期的・組織的な計画を画策している。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:33332 )