■アメリカ、シリア反体制派への軍事的援助を計画
【ワシントン:ジョイス・カラム】
【ロンドン、ニューヨーク、ベイルート:本紙、AFP】
昨日(28日)シリア政府軍とそれを支持する民兵の150名が、ラタキア県郊外での反体制派戦闘員との衝突で殺害されたことが報告された。衝突は今月の21日から続いている。また、反体制派は政権側がダマスカス付近で毒ガス兵器を使用したと非難した。
一方、「ワシントン・ポスト」紙は、バラク・オバマ大統領が主導する行政府が、シリア反体制派に対し「秘密裏な援助」を行うための6項目から成る計画について報じた。可能性としては、限られた数ではあるが対空ミサイルも提供されるものに含まれる。デニス・ロス元米大統領顧問は本紙に対し、反体制派への武器支援なしにはシリアの情勢は何も変わらない、このような一歩が地域の均衡につながると述べた。
「シリア人権監視団」は、シリアの戦闘機がラタキア県郊外における反体制派の支配下にある諸地域に空爆を行ったこと、および政府軍とそれを支持する民兵が反体制派戦闘員と激しく交戦していることを報告した。また、同監視団に所属するラタキア県駐在の医療スタッフおよびローカル・スタッフの情報によると、今月の21日から続く衝突で殺害された政府軍と民兵の兵士の数は、150名を越えることが確認された。そのうち13名が士官だった。同様に、共和国防衛隊の司令官クラスの将校1名と隊員5名が、アレッポ市北部のリールムーン地区での衝突で殺害された。
(後略)
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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:33352 )