共和人民党(CHP)はアンカラで最後の瞬間まで競り合った広域市市長選の結果に対して大規模な運動を始めた。アンカラでは共和人民党員が高等選挙管理委員会(YSK)の前で抗議活動を行った。
CHPのアンカラ広域市市長選候補者のマンスール・ヤバシュ氏がソーシャルメディア上で始めた運動と共に、投票の調査結果を集計し高等選挙管理委員会に対して異議申し立てをする準備が整えられている。また、CHPの本部においても、高等選挙管理委員会がアンカラで明らかにした投票の結果と、投票委員会が行った報告とを比較している。
■サルギュル氏も異議申し立てをするのか
選挙で大接戦となったアンカラでは、CHPの候補者マンスール・ヤバシュ氏がツイッター上で始めた運動が短期間のうちに人々の注目を集めている。
ヤバシュ氏の選挙結果が改ざんされた旨の訴えに応えた人々はソーシャルメディア上で投票報告を発信し始めた。
マンスール・ヤバシュ氏のこの試みが、ソーシャルメディア上で評価される一方、CHPのイスタンブル市長選候補者のムスタファ・サルギュル氏への反発の引き金ともなった。
元々民族主義者行動党(MHP)に属していたヤバシュ氏の行動に対して、選挙における不正が主張されているにも関わらずサルギュル氏が何の行動も起こさないこと、また結果について異議申し立てを検討しないことは、反発を招いている。
反応が大きくなった頃に、@chp_medyaのツイッターアカウントから「最新ニュース!CHPイスタンブルが明日異議申し立てをする!!」というツイートが発信された。
現在全ての人々の目は、今日4月一日にCHPがイスタンブルで選挙の結果に異議申し立てを行うかどうかに向けられている。
■アイリン・コティル氏も異議申し立てを行うことを表明
CHPイスタンブルのベイオール区長選に出馬したアイリン・コティル氏は自身のツイッターアカウントから異議申し立てを行うことを明らかにした。
■高等選挙管理委員会の前で抗議
アンカラでは高等選挙管理委員会の前に集まったあるグループが、票を数える上で不正があったことを主張し、抗議活動を行った。アンカラのチャンカヤ区のミトハトパシャ通りにある高等選挙管理委員会の建物の前に集まったCHPの党員らは票の集計において不正があったことを主張し、抗議活動を行った。アンカラ広域市市長選の結 果に抗議するグループは、高等選挙管理委員会の前に集まった。グループのメンバーはスローガンを掲げて高等選挙管理委員会にプロテストした。このときグループの間を通り過ぎる赤いナンバープレートの公用車にグループの人々が反発を示し、一部の人々は公用車を蹴った。グループは、明日4月2日の午後2時に再集結するための呼びかけを行い、解散した。
グループのメンバーは、CHPのアンカラ広域市市長選候補者であるマンスール・ヤバシュ氏が明日高等選挙管理委員会へ行う異議申し立ての前に、高等選挙管理委員会の前に集結することを明らかにした。
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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:33376 )