サウジアラビア:化学兵器破壊のためアサド政権に圧力をかけるよう訴える
2014年04月07日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア:化学兵器破壊のためアサド政権に圧力をかけるよう訴える

【リヤド:アフマド・ガラーブ】

サウジアラビア王国は昨日(6日)、バッシャール・アサド政権が所持している化学兵器破壊のため同政権に圧力をかけるよう国際社会に改めて訴えた。またサウジアラビア王国は「化学物質や(その他の)危険な物質がテロリストやアル=カーイダの手に渡ることを阻止する」と強調した。化学兵器および生物兵器禁止合意実施のためのサウジアラビア国家機関事務局長のファハド・ルワイリー特命担当大臣は、昨日のアジア諸国の高官を招いた化学兵器に関するワークショップの開会式において、サウジアラビア王国は「アル=カーイダを含む危険な集団が大量破壊兵器を所持することを阻止するため努力している」と述べた。また「サウジアラビア王国は化学兵器禁止のための国際機関と協力して、いかなる危険な勢力もこのような化学物質や核物質を手に入れることのないよう努力する」と強調した。

シリア政権が化学兵器の破壊に手間取っていることへのサウジアラビア王国の立場に関する本紙の質問に対して、ルワイリー大臣は「事実、サウジアラビア王国がメンバーとなっている化学兵器禁止機関の実行委員会はシリア問題を検討するための異例の会合を含め、数々の会合を開催した。早期の化学兵器破壊に向けて国際的に合意したことを遵守するようシリア政権に圧力をかけるため、委員会は常に努力している。この方向で作業は進められており、我々はシリア政権が近く化学兵器の破壊を終わらせることを期待している」と述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:佐藤早於里 )
( 記事ID:33416 )