パレスチナ:アッバース氏、アラビー、ファフミー両氏とカイロで会談
2014年04月08日付 al-Hayat 紙

■パレスチナ:アッバース氏和平交渉のためアラビー氏、ファフミー氏とカイロで会談

【カイロ:アナトリア通信】

パレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバース氏は今日(8日)、カイロでアラブ連盟事務局長のナビール・アラビー氏およびエジプト外相のナビール・ファフミー氏と、それぞれ個別にイスラエルとの和平交渉の進展を協議した。これは、アッバース氏が要求したアラブ外相緊急会議の前夜のことである。

複数のパレスチナ情報筋がアナトリア通信に伝えた所では、アッバース氏は滞在中のカイロの迎賓館(エジプト大統領府に属する)で開催された会合において、イスラエルとの交渉の最近の進捗に関しての説明を行なった。この交渉の最終期限は今月末の予定である。この会合には同氏に同行の代表団メンバーも同席した。

パレスチナ、イスラエル両国は昨年7月、アメリカ主催で交渉を再開した。今年の4月29日を期限とする9ヶ月間に和平合意に達することを期待されていたが、交渉は進展していない。

イスラエルとアメリカ両国は交渉期間を1年に伸ばしたいと考えているが、パレスチナ自治政府は、その見返りとしてイスラエルのパレスチナ自治区における入植地建設を凍結することを要求している。しかしベンヤミン・ネタニヤフ氏率いるイスラエル政府はこの要求を拒否している。

複数の情報筋は「アッバース氏とアラビー氏の会議は、明日水曜日(9日)にアラブ連盟の本部において、アッバース氏の要請により開催されるアラブ外相の緊急会議についての調整も協議した」と述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:児玉みのり )
( 記事ID:33437 )