エジプトの大学でスィースィー氏出馬に抗議するデモ
2014年04月13日付 al-Hayat 紙


■エジプトの大学でスィースィー氏出馬に抗議するデモ

【カイロ:アナトリア】

解任されたムハンマド・ムルスィー前大統領を支持する学生らは、エジプトの大学8校でデモ行進を行った。学生らは、5月に予定されている大統領選挙にアブドルファッターフ・スィースィー前国防相が出馬したことに反対し、また運動仲間に対する「人権侵害行為」に抗議した。

「正当性を支持しクーデターに反対する国民同盟」は、先週金曜日(11日)からの1週間の抗議運動を呼びかけた。そこでは「クーデターは破滅の源」というスローガンの下で、「アズハル大学学生をはじめとする学生運動の抵抗支援」が目指される。一方、アインシャムス大学では「反クーデター学生運動」が大学正門前での抗議デモを実施し、「勾留された」運動仲間の釈放を要求した。

治安部隊はデモ隊を解散させるべく、アインシャムス大学のメインキャンパス内で学生デモ隊に催涙ガス弾を発射した。これに対し、目撃証言によれば、学生らは治安部隊に石を投げつけて対抗したという。

また、フサイン・アイシー学長が議長を務める同大学理事会は、各学部の実技・筆記試験を5月3日から開始すると決定した。理事会はまた、「5月24日から30日までの期間を大学の全職員と全学生の休暇とする」と決め、「各学部の試験を6月24日までに終わらせる」と確認した。さらに理事会は、警察に対し迅速な対応を願いつつ、「施設や個人を保護し試験の安全な実施を保証するために、警察自ら可能であると判断するあらゆる手段を用いた全面的な支援」を求めた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:後藤悠紀子 )
( 記事ID:33488 )