■同胞団の学生が複数の大学で暴動と暴力行為を続ける
【マルワ・ハイサム】
昨日(13日)、テロ組織であるムスリム同胞団の学生が一部の大学で暴力行為と暴動を継続した。特にアイン・シャムス大学では、デモ活動を商学部構内に展開し、商学部、言語学部、薬学部の扉を打ち破り、それらの内部でデモ活動を行った。
また学生が商学部でデモを行なっている間、大学の周辺では交通マヒが起こった。
警察は学生の暴動を散らすために催涙ガスをメインキャンパスに撃ち込み、学生たちは木箱や商学部の治安管理室に放火した。また学生たちは文学部を襲撃し、警察との衝突の間に階段教室の一部を破壊した。デモ参加者分散させるために大学周辺に二台の車が配備された。
そして治安部隊は暴徒と化した学生を散らすために、メインキャンパスに突入した。
また一方、同日(13日)アイン・シャムス大学では学部長会議が開かれ、警察に対して施設と個人の保護や試験中の安全確保のための完全なる支援を求めた。その為には警察が状況を判断し、決定した可能なあらゆる手段を用い、また要求に対する迅速な対応を訴えた。なぜならば、実技および筆記試験は少なくとも5月3日に開始される予定で、5月24日から5月30日までの期間は全ての大学職員と学生の休日であるとされているからである。
カイロ大学においては、大学側は民間の警備会社と大学キャンパス警護にあたる警備員を毎日100人雇い入れるという契約を結んだ。
またアズハル大学の広報担当のアフマド・ザーリア氏によると、同大学においては200人の学生がカイロ分校の神学部二階の一部と窓を破壊し、逃走したと発表した。
さらにこの分校では同胞団の学生が神学部の学部長室を襲撃した。
[図:アイン・シャムス大学上空が煙に覆われる]
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:倉持由貴子 )
( 記事ID:33495 )