オジャランはノーベル平和賞候補か?―ノーベル委員会、否定
2014年04月14日付 Hurriyet 紙
KKリーダーであるアブドゥッラー・オジャランが、2014年ノーベル平和賞候補となるための申請が受け付けられたという報道が真実ではないことが明らかになった。
本部がノルウェーにあるノーベル財団候補者委員会からドアン報道社に寄せられた発表で、「イスタンブルからある人物が我々に電話をかけてきて、アブドゥッラー・オジャランがなぜ候補に挙げられたのかを尋ねました。当該の人物に、我々はこのような案件に関して情報を与えることはできないということを話しました。つまり我々に誰であれ候補者申請でき、誰かを候補者に挙げることはできますが、申請した人物や団体にも、候補として挙げられた人物にも、候補者リストに入れられたことなどに関する情報を与えることはできません。このようなことはただ歴史的研究がおこなわれれば可能となります。アブドゥッラー・オジャランが候補に挙げられた、またはリストに入れられたということについて一言も申し上げることはできません。候補に挙げられた人物や候補者リストに掲載された人物に関する情報は最短でも50年後に明らかになります。これらのなかで、唯一受賞者の情報が、受賞が明らかになった後、一般に知らされます。誰かがアブドゥッラー・オジャランの立候補が受け付けられたといった報道を行ったとするなら、なされたとしても、間違いなくガセネタでしょう。なぜならこの件についてどこからか情報を得ることは不可能であるからです」と話された。
申請が受け取られたとの主張
PKKリーダーのオジャランの名で、北イラク・クルド自治政府の議会メンバーであるヘヴァル・クウェスタニー氏が行ったノーベル平和賞候補申請が、受理されたとされていた。その主張によると、2013年7月18日にオジャランを候補者とするためノルウェーのノーベル委員会に申請を行ったクウェスタニー氏は、数日前ノーベル委員会により申請が受理されたという返事を受け取ったと話していた。
2014年ノーベル平和賞のため総勢231人の個人と47団体が候補となった。今までのノーベル賞のなかで最多の数にのぼった候補者選定プロセスは、2月1日に終了した。2014年ノーベル平和賞受賞者は、9月11日に明らかとなる。
ノーベル平和賞は、昨年「化学兵器禁止機関(OPCW)」が受賞した
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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:33499 )