大統領公選日程発表、第一回投票は8月10日
2014年04月16日付 Radikal 紙


高等選挙委員会は、大統領選の日程を発表した。8月10日に最初の投票が行われる。もし候補者の1人が多数を得られなければ、2回目の投票が8月24日に行われる。海外にいる有権者のために期日前投票が7月31日から8月3日にかけて行われ、2回目は8月の17日から20日にある。

第12代目の大統領を、8月10日に5年の任期で初めて国民投票で選ぶことになり、また海外に住んでいるトルコ国民も居住国で初めて投票できることになる。海外にいる有権者の調査で投票可能な国の数は約60か国になるとされた。高等選挙委員会は投票箱を設置する国の大使館と総領事館も発表するだろう。国外での選挙費用から安全機器と高等選挙委員会と外務省間での通信費用までを始めとして、こうした費用は一切制限なく[国庫より]直接賄われる。

■公式日程の発表

高等選挙委員会は、大統領選がいつ行われるかに関する日付を昨日公式に発表した。官報で発表された高等選挙委員会の決定によると、大統領選のための第1回の投票は8月10日、必要な場合、2回目が8月24日に行われる。海外に住む有権者も1回目の投票が7月31日から8月3日の間、2回目が行われる場合は8月の17日から20日の間に、現在いる居住国で投票が可能である。

高等選挙委員会は、大統領選における海外の有権者の投票に関して作業委員会を設置した。高等選挙委員会は作業委員会のレポートを評価し、海外に住むトルコ国民が居住国で投票するにあたり必要なものやサービスを購入する際に要する支出に際し従うべき手順と原則に関して規定を公表した。

決定と追加規定が高等選挙委員会の管理及び財務部局、国外選挙委員会局、そして外務省に送られた。規定はまとめると以下のようになる。

選挙業務と作業のためのすべての費用、国内で一括払い、国外では前払いの形式で賄われる貨物、賃借、サービスの購入、保健、通信支出項目は、高等選挙委員会に割り当てられた海外選挙予算で賄う。

ミッションリーダー(大使)と総領事(領事の中で最も位が高い者)が支出の権限を持つ。すべての国外代表部は選挙のために特別に開かれる銀行口座を海外選挙委員会局に報告する。お金は銀行口座に支払権限受託者の名義で事前に送信される。その費用は唯一海外において選挙業務と作業のために使われる。

■トイレへの支出すらある

支出の項目の中には投票の場所を借りるための費用、必要であれば運転手と車、投票ための道具(投票箱、キャビン、机など)、空港の費用、駐車場代、 外交貨物の費用、さらにトイレ、頭金、銀行手数料も追加される。救急医療、掃除、セキュリティーでの費用も項目に入った。選挙が行われる国での法律上の義務もしくは地方自治体が請求できる費用、為替差額から生じる費用、さらには「選挙に関する雑費」という使途の明確でない項目も加えられた。

高等選挙委員会と海外選挙委員会の間での投票結果の伝達のためのインターネットの契約と委員会の費用、投票所管区の地方ネットワークの設置費用、地上通信の契約の費用、3G回線の予備モデムルーターの費用、3Gの予備契約の費用、外務省と高等選挙委員会の通信ラインの契約の費用、外務省と委員会の通信ラインのセキュリティー機器の費用、電話とファックスの費用もある。規定の第五項目に書かれているこの3Gインターネットとセキュリティー機器はいかなる制限にも縛られない公共入札法第22条(i)項に基づき、直接購入により賄われる。

この種のものやサービスを購入する際には、公示または信用状により購入するのでなく、入札委員会の設置や公共入札法第10条に挙げられる適切なルールの遵守に基づくのではなく、入札権限と支出権限を持つ受託者によって市場価格が調査され、必要なものが購入される。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:菱川大喜 )
( 記事ID:33515 )