コウサリー議員「解放された4名の国境警備兵には懲罰が必要」
2014年04月07日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会の国家安全保障・外交政策委員会の国防部会の部会長は、解放された4名の国境警備兵には懲罰が必要だと指摘した上で、「懲罰は、任務遂行中に再びこうした違反が繰り返されないようにするためである」と述べた。
エスマーイール・コウサリー議員は、テロ組織ジェイショル・アドルの手から解放された4名の国境警備兵に対する《献身法》にもとづいた処遇について、「彼らは捕虜生活から解放された人々に関する《奉仕法》の適用は受けない」と語った。
※訳注:《献身法》及び《奉仕法》はいずれも、2013年に国会で可決された「献身者への奉仕提供に関する包括法」のことを指すものと思われる。この法律はイスラーム共和国体制のために「献身」した「殉教者」や傷痍者、元捕虜らを「献身者」と定義し、彼らとその家族に各種の便宜やサービスを提供する法律。
テヘラン、レイ、シェミーラーナート、及びエスラームシャフル選出の国会議員である同氏は続けて、「テロ組織ジェイショル・アドルの手から解放された4名の国境警備兵に対しては、任務遂行中の違反・怠慢を理由に、処罰が必要であると考える」と述べた。
国会の「献身者」会派の会頭を務める同氏は、国境地帯での任務遂行時に国境警備兵5名が寝ていたことを確認した上で、「もし私なら、捕虜の身からの解放をねぎらって奉仕を提供するのではなく、彼らに懲罰を下すだろう。別の任務の遂行時に、同じような違反を繰り返させないためだ」と付け加えた。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:33522 )