トプバシュ・イスタンブル市長、活動報告演説―多層駐車場対策など
2014年04月18日付 Hurriyet 紙
イスタンブル市のカーディル・トプバシュ市長は、街中に多層駐車場を建設することと、利用したい人はこの駐車場の権利証書を入手できると述べた。
イスタンブル市長のカーディル・トプバシュ氏は、2013年度の活動報告のためイスタンブル議会に登壇した。
■駐車場の権利証書
イスタンブルで行った活動について語るトプバシュ市長は、駐車場問題の解決について、全トルコのモデルとなる試みを始めたことを明かした。
市街地の駐車場混雑を緩和するため、まず一部の地区から始め、200平方メートル以下ではない建物を買取り、多層駐車場に改築することを述べたトパシュ市長は、以下のように話した。
「その市街地にいる人々に役立つシステムになればと思います。これが一つのモデルとなると信じています。不動産権利証書のように駐車場権利証書が発行され、そこに暮らす人々は所有のためのコストを支払うことで、駐車場権利証書を手に入れることになる。イスタンブルでこのシステムを始めさせることが必要だ。これはトルコにとっても一つのモデルとなろう」。
■地域公園
トプバシュ市長は、議員たちへ行った演説で、マスラクのボスポラス再開発庁があった132万平方メートルの緑地を住民の地域公園にすると述べた。トプバシュ市長は、コーディネート会議で自らの決定について説明した。
「ここで初めて皆さんにお話しします。まず議員の皆さんは知っておかなければなりません。われわれは地域公園を実現するため努力しています。我々はイスタンブル・ボスポラス開発庁の132万平方メートル近い敷地がこうした地域公園として整備されるための作業を始めている。この敷地は開発のためではなく、人々のために使ってもらう予定だ。人々の集まる場所になるだろう。公園の中には建物は建てない。この利益を考えると、その数字は計り知れないほどのものである。そばに森もあるこの土地が地域公園となることを望んでいる」と述べた。
トプバシュ市長は、チュルプジュとヴェリエフェンディ・ヒポドロームを加えると100万平方メートルへ達するこの公園の一部が完成し、議員らへ見学するよう勧めた。この公園が、皆が集まる市民の場となると述べたトプバシュ市長は、マルテペ海岸にテーマのある、スポーツと文化の分野での重要な活動を含む、カヌーとヨットレースもできるような施設をつくると説明した。イェニカプ海岸の埋立地も同様に、モデルとなる緑地となると述べたトプバシュ市長は、この埋立地をつくる最も重要な理由の一つは、公園の下の場所の一部に、250万人分の排水のために建設される先進的なバイオ浄化施設を設置するためだと述べた。
人々は鳥かごへ、動物は自由に
トプバシュ市長は、キャーウトハーネ・ジェンデレに166万平方メートルの巨大な緑地を出現させると述べ、以下のように続けた。「ここでかつて、アリベイキョイ炭鉱で動いていた列車の線路が分かった。この線を新たに生き返らせ当時の形で動く状態にするつもりだ。ノスタルジックな観光ルートをつくるつもりです。線路が森の中を通るなら、動物園の中を通っているようなものになればと思います。条件付きで、動物園に賛成するつもりです。人々が鳥かごへ、動物は自由に放たれるでしょう。動物たちを見たいと思う人々はキャビン付きの乗り物で見て回り、動物が自然な環境で動き回る、自然動物園システムをイスタンブルが一つのモデルとして提示すべきだと考えています」
■VIPミニバスの時代
トプバシュ市長は、ミニバスに関して様々な取り組みを行うと述べ、「ミニバス運転手と行った話し合いで、合意した点がある。それは、ミニバスを存続させたいが、それは今までとは異なる形での存続となる。すなわち、市中心部にミニバスが乗り入れる代りに、大量輸送交通手段のそれぞれの駅まで利用するシステムとして、である。まるで、特別なミニバスサービスを行うようなシステムであり、今よりも短い距離で客を乗せるシステムである」と述べた。
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( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:33539 )