スカニア社製のバス、1日で3台が火災・炎上
2014年04月14日付 Jam-e Jam 紙

 昨日の朝、イランのさまざまな幹線道路でスカニア社製のバス3台が火災を起こしたことが、トップニュースを飾った。

 最初の事故は、日曜日〔=4月13日〕の午前1時にジーロフト=ケルマーン間を走る幹線道路の35キロメートル地点、バフマン・トンネル内で発生した。事故を起こしたのは、南から北へと延びるルートを走行していた2台のスカニア社製のバスで、両車とも出発地のザーヘダーンから目的地のバンダル・アッバースに移動中だった。この事故では、後方のバスが注意を怠り、車間距離を守らなかったことが原因で、フロント部分から前方のバスの後方部分に衝突した。

 この衝突の後、2台とも出火したが、幸運なことに、炎が広がる前に乗客らはバスから降りた。しかしこの事故で、3名が負傷した。警察の報告によると、バスは90%以上が焼けてしまい、その火災でトンネルの壁の一部が損壊したとのことである。

 第二の事故では、別の1台のスカニア社製のバスがアルダビール州で火災を起こした。日曜日の午前3時、サルチャム=アルダビール間の幹線道路の南から北に向かうルートの95キロメートル地点で、31名の乗客を乗せて移動中の1台のスカニア社製の86型バスから煙が立っているのを、乗客と運転手が目撃、その臭いをかいだ。この事態をうけ、バスの運転手はバスを道路の右端に止め、乗客らを迅速に降車させた。

 この事故の過程で、降車時に乗客らがごった返し、慌てふためいたことが原因で、5名が負傷した。そのうちの2名は、現在も入院中であり、3名は応急手当を受けた。目撃者やバスの運転手の説明によると、バスの後部、モーター部分から出火したとのことである。

 この2件の事故により、8名の乗客が負傷し、50名の乗客が九死に一生を得た。これら2件の事故がなぜ起きたのか、その根本原因に関し、最終見解の発表に向けて、警察による事故現場に対する科学捜査が現在行われているところである。

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( 翻訳者:8412107 )
( 記事ID:33585 )