エルドアンの行方―大統領に立候補するのか、しないのか
2014年05月04日付 Milliyet 紙
ギュル大統領は、エルドアン首相が大統領選立候補に関する協議を続けていることを明らかにした。ギュル大統領は、「我々二人の間で結論を出そうという話になった」と述べた。
アブドゥッラー・ギュル大統領は、大統領選に関連して、「首相と、どちらが立候補するかについて、我々二人の間で結論を出そうという話になった。しかし首相はまだ協議を続ける必要がある。いくつかの協議が行われているからだ」と述べた。ギュル大統領は、特別機でアンカラからゾングルダクへ向かい、ゾングルダク県庁を訪問して記者らの質問に答えた。
ギュル大統領は、記者が昨夕(3日)のエルドアン首相との会談に言及して「大統領選に関する展望は明確になりましたか?」と質問したのに対し、次のように答えた。「日程が動き始めた。最終的には候補者となるだろう。国民が、民衆が決めることになる。首相と私が話題にのぼるときには、他の候補者も当然話題になる。我々2人のどちらが立候補するかについて二人の間で結論を出そうという話になった。しかし首相はさらに協議を行う必要がある。ご存知のように、いくつかの協議が行われているからだ。これ以上、この件について語るつもりはない。人々が求める人が誰であれ、その人物に決定するだろう。」
■「報道の自由は重要だ」
報道の自由においてトルコが「自由でない国々」のカテゴリに入ったことに関する報告書について触れられると、ギュル大統領は、報道の自由の重要性を強調し、次のように話した。「民主主義の基本的な指標の1つだ。この方向で行われている批判は必ず注視すべきであり、その批判がなくなるように努力すべきだ。私はこのことを常に言っていた。人々は考えを気楽に明確な方法の中で表現するだろう。その1つのフィールドが、メディアを通して行われることだ。」
ギュル大統領は、国防の改革についても、「国家安全委員会の通知で説明した。我々は、1960年以来国防の改革を行っていない稀な国の1つだ。重要なのは、トルコ軍(TSK)の活動を、抑止力を選択することが必要だ。この意味で、1年間試みを続けている」と述べた。
■選挙システム
ギュル大統領は、選挙システムの変更に関する議論については、「それはトルコ大国民議会(TBMM)で話し合われる問題だ。各政党はしばしば選挙システムに関して着手し、話し合っている。重要なのは、人々の代表が最良の形で、人々の参加が最良の形で実現されることだ。いまだはっきりしたプロジェクトも素案も出てはいない。まだ議論の段階にある」と語った。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:33760 )