「子どもをイマーム・ハティプ校に行かせたいですか?」アンケート
2014年05月07日付 Radikal 紙
ゼイティンブルヌ地区の4~8年生の保護者に配られたアンケートで、子どもたちをイマーム・ハティプ校に通わせたいか否かが聞かれた。アンケートで子供と保護者のIDと連絡先も求められた。
ゼイティンブルヌ区国民教育局は、4~8年生の保護者に配られたアンケートにおいて、子どもたちをイマーム・ハティプ校に通わせたいか否かを尋ねた。以前の学校アンケートとは異なり、今回は生徒と保護者のIDと連絡先を求められた。このアンケートに反発を示した教育組合の教師たちは、この類の取り組みが生徒の抑圧、隔離、管理を生むと述べた。
エブレンセル紙のヴェダト・ヤルヴァチ記者の報道によれば、「5年生になったらどこに進学させることを考えていますか」、「自宅に一番近い中学の中にイマーム・ハティプ校の枠組みで教育をするクラスが開かれたとき、子どもたちをそこに進学させることを考えますか」、「通常の中学校で、子どもたちに選択科目であるコーランや預言者ムハンマドの生涯といった授業を選択させることを考えますか」のような質問がアンケートで聞かれた。
地域の学校で組織されている教育組合の第一支部長であるヒュセイン・オゼヴ氏は、アンケートに掲載された質問は犯罪の性質を持っていると述べ、組合としてこのアンケートを配布させないという決定がなされたと話した。ヒュセイン・オゼヴ氏は「昨年アナドル高校に入れなかった生徒が進学先を見つけられず、全員がイマーム・ハティプ校に進学するようすすめられた。この誘導は今では4年生から始められている。4年生を終えたばかりの子どもの進路がアンケートによって誘導されることはは正しくない。このアンケートの結果により、「見てください、保護者の大部分はそれを望んでいる」と言ってイマーム・ハティプ校の数を拡大することを目指している。預言者ムハンマドの生涯やコーランの授業を必修科目にすることも目指している」と話した。
■今後も追及していく
ゼイティンブルヌ区のヌリパシャ小学校で教鞭をとる教育組合第一支部幹部のバハル・アクタシュ氏も以前同様のことを行い保護者の反発を招いたと述べた。さらに同氏は「特なる信仰をもつ市民の管理、孤立化の原因となるこのような行為をすぐに取り下げることを求める。保護者と共にこの問題を今後も追及していく」と述べた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:菱川大喜 )
( 記事ID:33790 )