リジェ市長に懲役4年2ヶ月
2014年05月07日付 Milliyet 紙

ディヤルバクル県リジェ市のレザン・ズウルリ市長(25歳、BDP所属)は、不法デモに参加し、クルディズタン労働者党の名のもとに罪を犯したとして、4年2か月の禁固刑に処された。

3月30日の地方選挙でBDPからリジェ市長に選出され、トルコの最年少市長という称号を得たレザン・ズウルリ氏は、ディズジェ大学ラジオ・テレビプログラミング学部の学生でもある。彼女に対しては、2010年から2011年に3つのデモに参加した理由で2012年に捜査が始められていた。2012年5月15日付けで逮捕され、また13か月の拘留ののち釈放されたズウルリ氏に対し、ディヤルバクル主席検事局が最大35年の懲役を求める起訴状を用意した。

■最高裁判所は不完全な調査だとして判決を棄却

ディヤルバクル第4重罪裁判所が起訴を承認し、ズウルリ氏の審理は2012年に始まった。裁判所はレザン・ズウルリ氏を「テロ組織のメンバーである」という罪で5年の懲役を科した。このことについてズウルリ氏の弁護士は、これが不完全な調査であること、また行われたデモの命令が組織によって与えられたことについて証拠がないことを理由に挙げて控訴した。趣意書を審査した最高裁第9刑罰裁判所は、控訴の要求を認めた。最高裁は、訴訟手続きで不完全な調査が行われたことを理由に一審判決を棄却し、地方裁判所に差し戻した。

■今回は4年2か月の懲役

高裁第9刑罰裁判所で棄却されたことを受け、ズウルリ氏の再審理が始まった。特別裁判所が閉鎖されたため、ディヤルバクル第2重罪裁判所で裁判が行われた。裁判所はリジェ市長のレザン・ズウルリ氏が「テロ組織PKKのメンバーであり、組織の名のもとに罪を犯した」罪で5年の懲役の判決を下した。

裁判所は、判決段階において被告人に情状酌量の余地があるとして、レザン・ズウルリ氏の懲役を4年2か月に減らした。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:33791 )