エジプト:米国ローラ・バッカー議員「米国はスィースィー氏の大統領就任に問題なし」
2014年05月04日付 al-Hayat 紙


■エジプト:米国ローラバッカー議員「米国はスィースィー氏の大統領就任に問題なし」

【イスタンブール:アナトリア通信】

米国下院議員ローラバッカーは、民主的選挙により選ばれるのであれば、アブドゥルファッターフ・スィースィー前国防相の大統領就任に対し、米国は異議がないと述べた。

米国の外交委員会メンバーのダナ・ローラバッカー議員は、国内で現政権により人権侵害が起こっていることが判明した場合は、エジプトに「悲惨な結果」としてはね返ると警告した。

5月26日、27日に予定されている大統領選挙へスィースィー前国防相が立候補していることについて、ローラバッカー氏は「民主的な選挙が行われるだろう。もしエジプト国民がスィースィー氏に投票しても、われわれに異議はない」と述べ、また「現在の我々にとっては、民主的な選挙が行われるかどうかが境目となる」と言葉を締めくくった。

またエジプトにおける人権状況について、同米国議員は「エジプト国内で無差別殺りくにさらされた人々がいると証明された場合、それは同国に悲惨な結果としてはね返って来るであろう」と言及し「われわれが理解する範囲では、エジプト国内で死刑を宣告されたすべての者たちが信条により告発されたのではなく、一部の者は無実の者に銃を向けたのである」と付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:倉持由貴子 )
( 記事ID:33816 )