エルドアン首相、弁護士会会長演説に立腹、式典退席
2014年05月10日付 Radikal 紙

エルドアン首相は、行政裁判所創設記念式典でメティン・フェイズィオール弁護士会会長が行った演説に対して強い反発を示し退席した。2人の間で口論が見られる場面もあった。

レジェップ・タイイプ・エルドアン首相は、行政裁判所創設146周年記念式典で演説を行ったメティン・フェイズィオール弁護士会会長に対し、強い反発を示した。

エルドアン首相が、フェイズィオール会長の演説を「行政裁判所長官が25分しか話していない中で、1時間も話している。失礼にもほどがある。しかも、最初から最後までずっと政治演説をしている。ヴァンに関してあんたが話したことは全部嘘だ」と言い、遮ったことに対しフェイズィオール氏は「何か間違いでもありましたか、首相」と尋ねた。これに対し首相は、「こんな無礼があってたまるか」と批難したがフェイズィオール氏は演説を続け、エルドアン首相の反応に対して壇上から「無礼なことをしているのは私ではありません、首相」と述べた。

フェイズィオール氏は更に演説を続け、最後には「他人に対して『無礼だ』と言うことが自分にふさわしいとも思いません、首相。大変建設的なスピーチでした」と述べた。

エルドアン首相はこの発言に対し立ち上がり「法的権利はない。しかし、残念ながら我々は規則に基づいてこんなことを約束する」と述べた。

更に続けて「最初から最後まで政治演説だった。こんなことあっていいのか」と批判するエルドアン首相をギュル大統領がなだめようと努めている様子も見られた。
エルドアン首相はこの発言後、会場を去っていった。

一方、大統領付きのボディガードはギュル大統領が会場を後にするまで行政裁判所の裁判官が会場から退出することを認めなかった。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:33831 )