アンカラ-イスタンブル間高速鉄道のお値段は
2014年05月11日付 Milliyet 紙


アンカラ-イスタンブル間高速鉄道開通のカウントダウンが始まった。総距離533kmの路線のうち266kmの開通式は、現在も続く信号、線路とつり線のテストが完了した後行われる。イスタンブル-アンカラ間の旅の所要時間は、最初の段階ではアリフェイェ(サカルヤ県)を通るため3時間半かかる予定だ。ゲヴイェ-サパンジャ間が完成することによって、この路線の所要時間は3時間に短縮されるだろう。アナトリア通信が入手した情報によると、総距離533kmのアンカラ-イスタンブル高速鉄道のうち245kmあるアンカラ-エスキシェヒル間は、2009年に運行を始めた。工事が完了したエスキシェヒル-イスタンブル間の266kmの開通は、ピリ・レイス号によって行われるテスト走行、信号と線路、つり線の検査後になる予定だ。テスト走行は時速60km、80km、100km、120kmと段階的に速度を上げる。この路線の最高速度は時速250kmであり、テスト走行は時速275kmまで行われる。これと同時に交通テストという名の信号の検査も行われる。アンカラ-イスタンブル間高速鉄道の最初の段階では、ポラトル、エスキシェヒル、ボズユク、ビレジキ、パムコヴァ、サパンジャ、イズミト、ゲブゼ、ペンディキの9駅である。

2015年にマルマライ高速鉄道と接続

この路線の開通に続いて計画されているゲイヴェ-サパンジャ間の基準がより高い区間の完成によって、アンカラ-イスタンブル(ペンディキ)間の旅の所要時間は3時間15分まで短縮され、アンカラ-ゲブゼ間の所要時間はというと、3時間にまで短縮されるだろう。ゲイヴェ-アリフィイェ間では、普通電車が運行する。プロジェクトの第2部の完成によって、イスタンブル-アンカラ間の旅は3時間、アンカラ-ペンディキ間の旅はというと、2時間45分になる。この路線の終点は当面ペンディキであるが、いずれソウトチェシュメ駅まで伸びる予定である。アンカラ-イスタンブル間高速鉄道は、2015年にマルマライ高速鉄道に接続し、ハルカルまで伸びる予定である。1日16回運行され、マルマライ接続後は、15分あるいは30分に一回運行される。

■移動手段は鉄道が78%

アンカラ-イスタンブル間高速鉄道の運行開始によって、旅行の移動手段の10%を占める鉄道の使用率が、78%にのぼると予測されている。アンカラ-イスタンブル間高速鉄道は、1日に約5万人、年間で1700万人の旅行者に利用してもらうことを目的としている。アンカラ-イスタンブル間高速鉄道には、755の芸術的な建築物を建設した。キョセキョイ-ゲブゼ間の150kmの部分は、1億5千万ユーロのEUからの出資を得て建設した。この路線の40億ドルのうち20億ドルは借金で作られた。

■チケットは柔軟な価格に

アンカラ-イスタンブル間高速鉄道のチケットは、バスより高く飛行機よりは安い。トルコ国鉄は、この問題について専門的計算を行い、当初70~80リラ(約3400~3900円)という値段が弾き出された。しかし、この数字は見直されることが決まっており、チケットの価格は特定の日時でより安くなるという柔軟な適用も行われることになる。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:33841 )