■20件の幼児暴行事件、シャルキーヤとカイロで最悪
【アマル・ウードッラー】
5月1日から昨日までの間に、20人の子供が命や身の安全や平和を脅かすような危険に晒された。
この数字の内訳は10件の身体的な暴力事件、4件の精神的暴力の被害、5件の性的暴力事件と1件の強制結婚であった。この恐ろしい数字は、母と子供のための国民評議会の事務局長であるアッザ・アシュマーウィー氏により、同評議会が準備した分析報告に関する子供ヘルプライン定期報告書において明らかにされた。この中でも最も目を引くのは、夫が自分の三人の子供たちに性的暴力を行なったいう妻の訴えのほか、ダカリーヤ県では妻が夫の子どもを死ぬまで苦しめたこと、ジュースのパックをめぐって仲違いをしたために生徒が同級生を殺害したことなどである。
シャルキーヤ県とカイロ県が報告を受けた暴力事件が5件でトップを占め、次にアレキサンドリア県が3件で2番目、次にギーザ県が2件で3番目、4番目はミニヤ、ケナ、アシュート、イスマイリヤ、ソバーグの各県でそれぞれ1件ずつ起きている。
また、アシュマーウィー氏は子供救済運営委員会と心理学者とソーシャルワーカーの専門家のチームの報告書を引用した。それによると、一部の子どもたちは金銭報酬を見返りに同胞団のデモに参加するよう強制されたこと、また一部の子供はアパートの一室にて性的暴力を行使され、裸の写真を撮るなどされた。この子供たちはこのアパートに監禁されており、逃走を図ろうとすると写真をばら撒くと脅し、また殴るなどの暴力をふるわれていたことが確認されている。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:立松恵 )
( 記事ID:33845 )