デフガーン国防相、中国を公式訪問:防衛協力の拡大進める
2014年05月06日付 Jam-e Jam 紙
デフガーン国防相(左)と常万全・中国国防相(左) [http://farsi.iranbriefing.net/ より]
我が国の国防大臣は、中国国防相との会談において次のように強調した。
軍事協力の拡大によって、過激主義やテロリズム、麻薬や海賊に関して、共通地域における両国の安全保障上の懸念を払拭することができる。
ファールス通信によると、中国国防相チャン・ワン・クァン[※訳者注:チャン・ワン・チュエン(常万全)の誤りか?]元帥の公式の招待に応じ、国防省高官らを率いて北京を訪問中の国防相ホセイン・デフガーン司令官は、《核兵器なき中東》をイラン・イスラーム共和国の戦略目標と述べ、次のように説明した。
シオニストの挑発的で好戦的な体制が保有する核兵器の廃棄は、[中東]地域のすべての国民と国家の願いであり、 国際機関は、これに真摯に取り組まなければならない。
デフガーン軍司令官は次のように続けた。
ペルシア湾や中東の戦略地域において、《強い中国》は、世界の平和と安全保障の担い手かつ守護者であり、《強いイラン》も平和、および、永続的な安定と安全保障の守護者と担い手である。
この会見につづき、中国国防相の常万全元帥は、 デフガーン軍司令官の中国訪問への喜びと歓迎の意を表し、次のように述べた。
今回の訪問は防衛協力強化を進めるためのこのうえない好機である。司令官の訪問以後、[両国の]防衛協力の強化が見られると信じている。
[…]
中国国防相は、イラン国軍を中国軍の真の味方であるとし、次のように述べた。
政治的かつ安全保障上の、また地域的、国際的に重要な問題の多くにおける中国とイランの見解の共通性から、北京は、テヘランを自国の戦略的パートナーとみなしている。
[…]
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( 翻訳者:8411145 )
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