パレスチナ:人権団体がパレスチナ人収監者救済をアシュトン代表に訴え
2014年06月02日付 al-Hayat 紙


■パレスチナ:人権団体がパレスチナ人収監者の命を救うためアシュトン代表に介入を求める

【被占領地エルサレム:アーマール・シハーダ】

パレスチナとイスラエルの複数の人権関係団体はキャサリン・アシュトン欧州連合外務・安全保障政策上級代表に、5週間前からハンガーストライキを行う行政収監者危機に対する介入を呼びかけた。裁判なしにイスラエルが拘留した収監者の合計は125人である。

「パレスチナ収監者クラブ」はそのうち約70人をイスラエルにある11の刑務所に移動した後の収監者の状況に関して、囚人たちが水とビタミン、または水と塩または砂糖以外にストライ中に摂取していないことにより健康状態が悪化した場合の懸念を表明した。またストライキには治安関係収監者も多数が彼らに連帯して参加した。刑務所当局はハンガーストライキ参加者の数が昨日までに290人に達し、そのうち約100人が行政収監者であることを発表した。

またこれらの人権団体は、イスラエル当局がハンガーストライキ実行者との実質的交渉を行なっていないと警告した。ストライキ実行者の中にはパレスチナ国会議員や学者や政治活動家らがいるが、そのうちのあるものは裁判にかけられぬまま何年も拘留されている。アシュトン代表への訴えは、パレスチナ自治政府の収監者問題担当省と複数の人権団体の試みの一つで、この問題に関してイスラエルに国際的圧力をかけるための動きである。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:倉持由貴子 )
( 記事ID:34148 )