レバノン:ノルウェー外相「最後までレバノンへの支援を約する」
2014年05月31日付 Al-Nahar 紙
ノルウェー外相を迎えるバースィール外相
■ノルウェー外相、レバノンのサラーム首相とバースィール外相と会談、最後までレバノンへの支援を約する
ノルウェーのボルゲ・ブレンデ外相は、同国がシリア難民危機を抱えるレバノンを「最後まで」支援して行くことを表明し、「人道的苦難や避難民の危機に終止符を打つ早期的解決策を見つける」ことを希望した。
これより前外相はノルウェーのスヴェイン・アース大使と外交使節団と共に、サラーヤにおいてタンマーム・サラーム首相と、ボストロス宮殿にてジュブラーン・バースィール外務・移民大臣と会談していた。
バースィール大臣室での二国間会談を終えた後、より広範な会議が開催されたが、これにはレバノン側は外務省事務局長ワフィーク・ラヒーミー氏、研究センター理事長サアド・ザヒヤー大使、政務関係局長シャルビル・ワフブ大使、儀典局長ミーラー・ダーヒル大使、大臣室長ラーミー・アドワーン大使が出席した。
その後両大臣はで記者会見を開き、バースィール大臣はノルウェーのレバノンに対する申し出、「国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)」への寄与、石油・ガス分野における支援、パリで行われた「国際支援グループ」会議における基金の設立に関する貢献に対して謝意を述べた。
ブレンデ外相は「われわれは、われわれをレバノンと結びつけてくれたこの親交関係に最大限の努力を投じる。またUNIFILを通してレバノンで長年過ごしてきた兵士達が居る。そして治安状況が改善していると感じるが、これは重要な事である。また、レバノンが先月大量の外国人を受け入れたとの情報を得ている。」と述べた。
そして、「シリアの危機に起因する大量の難民を受け入れたことによる責任」に関してレバノン政府に謝意を述べ、「われわれはこのような危機を抱えるあなた方に対して、人道的苦難や避難民の危機に終止符を打つ早期的解決策を見つけることを希望する」と強調した。また外相は「ノルウェーは軍支援のためにローマで行われる会議に参加する予定であり、ドイツのフランク・シュタインマイヤー外相が発表したように、ドイツで開催される予定の第三回会議の支援も行なう」ことを示した。
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( 翻訳者:木戸皓平 )
( 記事ID:34222 )