CHPイスタンブル県選出国会議員のヌル・セルテル氏は、CHP(共和人民党)とMHP(民族主義者行動党)が大統領職のために提示した共通候補のエクメレッディン・イフサンオール氏を拒否したことを明らかにし、「イフサンオール氏の名前は信じがたいものでした。それほどに驚きでした。驚き以上にショックでした。そのショックをやりすごしてしまうつもりはありません」と述べた。
セルテル氏は、イフサンオール氏の立候補に関するアナドル通信(AA)の記者の質問に回答した。
このような候補は拒否したと述べたセルテル氏は、これはあり得ないことだと述べた。
セルテル氏は初めから共通候補を提示することは必要だと主張していると述べつつ、「しかしながら提示されるべき共通候補はCHPの90年間の闘争、原則そしてイデオロギーにも相応しい候補であるという期待を持っていました。これに対し完全に正反対の候補をCHPが提案したことを簡単に受け入れることはで きません」と述べた。
力のある野党の難しさを示唆したセルテル氏は、力ある野党が行うことは、政権にある党の方向性に合う、それに近い、首相と同じ路線をとり、平行するアイデンティティを示す候補を見つけ、野党からの提案として提示することではないと強調した。セルテル氏は、CHPにはこのような野党についての理解はふさわしくないであろうと述べ、「このような簡単な方法を、力のある野党がとるべきではありません。CHPはこれにより党の一年間の闘いや方向性を否定することになります」と話した。
■「私のように考えている人は多い」
セルテル氏はイフサンオール氏の名前が大変衝撃的だったことを強調し、「信じられませんでした。それほどに驚きでした。さまざまな名前が取りざたされていました。何人かはより好意的な印象を持っていました。しかしこれは驚き以上にショックでした。そのショックをやり過ごしてしまうつもりはありません」とい う見解を示した。
党内に自身のように考えている人の数が非常に多いことを明らかにしたセルテル氏は、様々なところから市民が電話をかけてきて、反感をあらわにしたと説明した。
■CHP議員から「共通候補」への反応
セルテル氏は、今日は黙るのではなく話をする日であると述べた。
辞任することを考えたのかどうかという質問に対してセルテル氏は、辞任は簡単に用いることができる手段でありこれに関する言及は避けたいと述べた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:34336 )