ボスフォラス海峡第三橋工事で、未払い?―工事止まる
2014年06月26日付 Radikal 紙


イスタンブルで行われているボスフォラス海峡第三橋連絡道路の建設現場で、作業中の労働者たちと建設機械の保有者たちが、給料の未払いを理由に、建設現場の道を封鎖して作業を中断させた。

旧エディルネ・アスファルト地区から架けられるボスフォラス海峡第三橋連絡道路の建設現場で作業中の労働者たちが、給料の未払いを理由に、建設機械とトラックを使って土の山を築き、建設現場の道を封鎖した。

給料が支払われない場合、道は開放しないことを明らかにした労働者は以下のように述べた。:
「私たちはボスフォラス海峡第三橋連絡道路の建設現場で働いています。ここに100人以上の労働者がいました。給料の支払いが滞り、皆辞めていきました。4~5か月の間、給料は支払われていません。我々はいつも”今日こそ、明日こそ”と言われてきました。私たちをだましているのです。支払いが行われていないので、私たちの建設車両は動いていないのです。過度に働かせたため我々の車両は傷んでいます。私たちはここで給料を得られないために、あちこちから借金をしています。他の仕事に行くことはできません。このように失業して待っているのです。給料が支払わないのと同じように、彼らは私たちの保険も切りました。親企業であるİCAは”私たちはこの仕事を支えます。あなたたちは働きなさい、もし下請け会社があなたたちの給料を支払わなければ、私たちが支払います。”と言いました。今、下請け会社と元請け会社の間で仲違いが起きているそうです。彼らが仲違いした結果、私たちが被害を被っています。私たちに対する支払いはありません。掘削の事業を請け負った下請け会社の資材は何もありません。掘削をしない人間に100万メートルの掘削を命じたようです。人々がやってきて、あいさつをして、仕事を得ました。しかし分かるでしょう、実際に働いているのは我々です。そして給料を得ることができないのもまた、我々なのです。私たちから彼らはお金を稼いでいます。第三橋の道路建設の他の現場で働く仲間達も給料を受け取っていません。私たちはこうした理由から建 設現場の道を封鎖しました。私たちは合計で100万リラを受け取らなければなりません。私たちの給料が支払われないならば、この道は開放しません。この国ではトラック運転手を出し抜いて金持ちになる人が何千もいるのです。権威が欲しいのでしょう、この国の国民のお金はインターネットのキーが押されて”クリック”で支払われるのです。」

■我々は給料を支払う

掘削事業を請け負った下請け会社İDBのバイラム・イシュビリル氏は労働者たちに給料を支払わなかったことを認め、以下のように話した。
「給料を支払うことができませんでした。というのも、我々は今ある仕事を持っています。ですがこのプロジェクトは、道路総局によって中断させられました。今我々には何も仕事がなくなったのです。この空白が埋まれば給料は支払います。つまり、そのプロジェクトからお金が稼げていればよかったのですが、稼げなかったために支払いができなかったのです。」

また一方では、警官隊も建設現場にやってきて安全対策を講じた。

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( 翻訳者:小瀬康太郎 )
( 記事ID:34504 )