サウジアラビア:慈善基金が2億リヤルで患者数千人を治療
2014年07月03日付 al-Hayat 紙
■サウジアラビア:ハーリド・ビン・スルタン王子、「慈善基金の2億リヤルで6千人の患者を治療」
【ジッダ:イナード・ウタイビー】
スルターン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード慈善財団理事長及びスルターン・ビン・アブドゥルアズィーズ市病人治療のための人道サービス慈善基金取締役会長を務めるハーリド・ビン・スルターン・ビン・アブドゥルアズィーズ王子は、基金のサービスの受益者数が6千人を超え、そのために費やされた額は2億リヤルを上回ったと強調した。
王子はおととい(1日)、ジッダでの第12回基金取締役会で議長を務めた後、2聖都の守護者アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王に、保健や教育分野をはじめとするあらゆる分野において支援を行い、市民のことを気遣ったことに対して感謝の意を表した。また、「スルターン・ビン・アブドゥルアズィーズ財団は、自身で必要なものをまかなえず援助を必要とする人々を支援するために活動する慈善団体である。労働省と社会問題省及び保健省との協力の下、包括的な取組みを通じて、病気を患っている市民への支援や障害者の訓練を行っている」と述べた。
さらに、王子は「基金活動を再編成すべきとの要望により、大手コンサルティング会社に委託がなされた。この会社は、基金の任務と事業の発展およびサービスの拡大を担う。今後は患者のリハビリに加え、患者の自立に向けて仕事面や社会面での包括的な訓練を含めて事業を行う。これにより、患者も社会に貢献する一員として社会参加ができるようになる」と続けた。
王子は声明の終わりに、基金に継続的な支援を行う保健省に、また手続きを円滑に行い、患者に自立のために必要な補助器具を提供する社会問題省に感謝の意を述べると同時に、民間企業や政府機関、他の関連分野の関係者らに「支援や治療を必要とするこれらの人々に向けた社会的責任の分野で最も重要なものの一つである、基金が提供している慈善事業や人道的サービスに参加するよう」呼びかけた。 また「アブドゥッラー・ムトゥラク師とサアド・シャスリー師が率いる執行委員会は、基金の受益者に奉仕する目的で活動している」と強調した。
(後略)
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( 翻訳者:後藤悠紀子 )
( 記事ID:34554 )