エジプト:ラマダーン帰省ラッシュへの対応
2014年06月27日付 Al-Ahram 紙


■ラマダーンと祝日に際しての帰省ラッシュの準備として、税関当局は在外エジプト人労働者の事前確認を済ます

【アフマド・マスウード】

エジプトで夏期休暇やラマダーン、そしてラマダーン後の祝日であるイードルフィトルを過ごそうと、海外で働くエジプト人やその家族が続々とカイロ国際空港を訪れ、現在同空港の到着エリアは大変な混雑にあり、その過密度は75パーセントを超えている。カイロ国際空港当局は、エジプト人の入国手続の円滑化に必要な全ての準備を終え、聖地を往復する巡礼者との同時混雑を防いだ。

当局次官で税関担当局長のアフマド・ハサン・アブドルマジード氏は次によれば、すべての従業員と部署税関事務局に、到着客に対する適正かつ迅速丁寧な税関手続きを行うよう指示が出され、その準備は終了した。また同氏は、国内の店舗で大量の安価な製品が製造、販売されていることから、かつて見られた乗客による海外からの電化製品の持込みも現在はないことを指摘した。そのため、当局は、カイロ空港での入国手続きを迅速に終了するための措置を決定した。税関での検査は最小限に留められ、禁制品や危険物、また夏期休暇とラマダーンを自国で過ごそうと帰省するエジプト人の混雑の悪用を防ぐために、疑わしい場合のみ、行われる。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:立松恵 )
( 記事ID:34560 )