サウジアラビア・イエメン:国境で「アル=カーイダ」と衝突、両国の兵士2人死亡
2014年07月05日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビアとイエメンの国境で「アル=カーイダ」と衝突、両国の兵士2人死亡

【リヤド、サナア:本紙】

サウジアラビア・イエメン国境付近のワディーア地区にて、両国の治安パトロール隊と「アル=カーイダ」の武装集団との間で衝突が起きた。これにより、サウジアラビア人とイエメン人の軍人2名、「アル=カーイダ」の構成員3名が死亡した。

サウジアラビア内務省の治安担当報道官であるマンスール・トゥルキー少将は、この衝突について以下のように述べた。「午前11時45分頃、ワディーア国境検問所付近で衝突が発生、治安パトロール隊が銃撃を受け、これによりパトロール隊の司令官1名が殉死した。」その後治安部隊が襲撃者らをシャルーラ県まで追撃、銃撃戦となり、アル=カーイダ構成員3名が死亡、4人が負傷し、1人が拘束された。治安部隊は襲撃者の1人または2人が逃げ込んだ可能性があるとして、いくつかの建物で捜査を開始した。この事件は治安上の案件として現在も捜査が継続している。

サナアの治安情報筋によると、「アル=カーイダ」に属すると思われる武装集団による攻撃により、イエメン人兵士が1人殺され、他の兵士が1人負傷した。攻撃はイエメンとサウジアラビアの国境にあるワディーア国境検問所のイエメン領側で行われた。

また同情報筋は、「武装集団はハドラマウト県から機関銃とRPG弾を用いてワディーア地区を攻撃し、衝突が発生した。これにより、兵士1人が死亡、1人が負傷した」と述べた。

同情報筋は、攻撃者らが逃亡した可能性があると伝えた。ハドラマウト県の地方情報筋は「AFP」に対し「この攻撃はアル=カーイダによるものと思われる特徴を有している」と語った。

ハドラマウト県には、「アラビア半島のアル=カーイダ」の主要拠点が複数存在する。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:34589 )