BDP大統領候補デミルタシュ、MHP党首に応える
2014年07月06日付 Radikal 紙

人民の民主主義党(HDP)の共同党首にして、同党所属の大統領候補セラハッティン・デミルタシュが、民族主義者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首の会見に対する回答を示した。デミルタシュ候補は、「エクメレッディン・イフサンオール候補の会見を聞いてから、必要な回答を行う」と述べた。

HDPの共同党首にして、同党所属の大統領候補セラハッティン・デミルタシュはディヤルバクル広域市のウル・モスク前で行われたイフタール(断食明けの食事)に参加した。デミルタシュ候補は、イフタールが供されるテントを訪れた際、記者から、MHPのバフチェリ党首が「デミルタシュは候補として認められない」と発言した会見に関する質問を受け、それに応じた。デミルタシュ候補は、この手の発言にいかに回答すべきかはハッキリしているとしたものの、 「しかし、親愛なるエクメレッディン・イフサンオール候補があの会見に対してどうおっしゃるかが重要だ。無言を貫くか、あるいは会見が開かれ、なんらかの回答があるのか?そのことが気になっている。まずはイフサンオール候補の会見を聞いてから、私も必要な回答を行う」と話した。

またデミルタシュ候補は、ディヤルバクル広域市に対する襲撃事件に関する質問にも次のように応じた。

「このようなアプローチはばかばかしい。広域市は、どのような問題も対話によって解決する手法をとる。これがわれわれの長年の態度だ。問題の事件を解決するため、何日も対話が続けられている。この対話を脇に置いて、馬鹿げた暴徒的な手法で広域市を襲撃することは、市民への襲撃である。こうした方法をとる人がいてはならない。結果は得られるどころか、被害を被ることになるからだ。」

■韓国人観光者とともにイフタール

会見後、イフタールのテントに入ったデミルタシュ候補は、イフタールのため日没を待っていた市民らに挨拶し、会話を交わした。その後デミルタシュ候補は、 イフタールの食事を配給する列に並び、自分の分の食事を受け取った。市民らが注目するなか候補のために用意されたテーブルにつくと、デミルタシュ候補は日没時刻を待つあいだ、広域市のギュルタン・クシャナク市長と談話。その後、エザーンが詠まれるのを受け祈りを唱え、断食明けの食事をとった。観光でディヤルバクルを訪れていた韓国人グループもイフタールのテントを訪れ、デミルタシュ候補と同じテーブルに座って食事をする様子もみられた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:34595 )