イスラエル:ハマースが打倒イスラエルのプロパガンダ・ソングをヘブライ語版で公開
2014年07月12日付 al-Hayat 紙


■ハマースが唱歌『イスラエルの安寧を揺さぶれ』をヘブライ語で公開

【被占領地エルサレム:AFP】

ハマースは彼らの中で広く歌われる曲『イスラエルの安寧を揺さぶれ』のヘブライ語版を心理的かつプロパガンダ・キャンペーンの一環として公開した。キャンペーンは、ガザ地区に対するイスラエルの空爆と、イスラエルに対する(ガザ地区からの)ミサイル攻撃が行われるのと並行して、パレスチナ人とイスラエル人が実施している。

ヘブライ語版は木曜日(10日)にYoutubeで公開され、この歌はハマースの軍事部門であるイッズッディーン・カッサーム旅団の支持者たちの中で最も人気のある歌の一つでもある。ヘブライ語版にはアラビア語訳が付されており、「作戦を遂行し攻撃せよ、奴らの存在を揺るがせ、奴らを混乱に陥れろ、すべてのシオニストを殺せ、イスラエルの安寧を揺さぶれ、奴らの陣営に進軍し火を放て、イスラエルの安寧を揺さぶれ、そして奴らに業火の責め苦を」と歌っている。

歌詞は以下のように続く。「奴らはもろく、幻想に溺れた連中、戦争において不屈の精神を抱くことはない、騎士に遭遇したとき奴らはクモの巣のごとく崩れ落ちる、イスラエルの安寧を揺さぶれ、奴らに業火の責め苦を、イスラエルを根絶やしに、蜂の巣は駆除せねば、一切のシオニストを放逐せよ、奴らは心の内ではバラバラで、死を恐れ、逃げ込んだ壁の後ろに隠れている、奴らはその臆病さゆえに生に執着する。奴らの軍は賭けに溺れ、自身の運命に背を向けた、奴らの兵は戦場に巣食うねずみで、今に駆除される」

歌のPVでは、カッサーム旅団の戦闘員がミサイルの発射訓練を行う様子や、「いざ、ミサイルを放て、奴らを恐怖に陥れろ、奴らに告げよ、生き残るのはわれわれだ、生き残りがいる限りわれわれはあきらめない」という言葉と共にミサイルの発射映像が写されている。

イスラエルは火曜日(8日)未明よりガザ地区に対して激しい空爆を行い、これまでに死者100名以上と約500名の負傷者を出している。一方、ガザ地区からイスラエルに向けたミサイルも依然落とされている。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:樫村早紀 )
( 記事ID:34677 )