KCK代表「クルド問題解決プロセスとISIS問題は同時進行できない」
2014年07月12日付 Radikal 紙
KCK(クルディスタン社会連合)の共同代表は声明を出し、イラク・シリア・イスラム国(ISIS, トルコ語ではIŞİD)のロジャヴァ(シリアのクルド人地域)に対する侵攻について、「我々はAKP(公正発展党)に警告する。AKP政権は、見ざる・聞かざる・言わざるの政治をやめるべきだ。(イラク)北部のクルド問題解決プロセスと、ロジャヴァにおけるISIS支援政策は同時進行できない」と述べた。
KCK共同代表は、イラク・シリア・イスラム国の侵攻に関し、書面で発表を行った。この発表はフラト通信社を通して行われ、ロジャヴァのコバーニー地区に対す る、この2週間激しさを増すISISの襲撃について、「トルコ政府は、ISISに門戸を開き、ISISの武装集団にロジャヴァへの移動を確保し、コバーニーの住民を襲撃させるのを即刻やめるべきだ。ここには汚く危険な計画がある。ISISとAKP政権の合意している」と述べられている。
KCKはこの声明で、「我々はAKP(公正発展党)に警告する。AKP政権は、見ざる・聞かざる・言わざるの政治をやめるべきだ。(イラク)北部の(クルド)問題解決プロセスと、ロジャヴァにおけるISIS支援政策は同時進行できない」と述べた。
声明では、「AKP政権は、ウルファやジェイランプナル、ビレジキ、スルチの市民の目前で、ISISの武装組織を公然とロジャヴァへ侵攻させておきながら、どうやってクルドの若者達、娘達、息子達をこのことに対して沈黙させ無反応な状態に留めておけるだろう?AKP政権は、ISISを支援するか、クルド問題解決プロセスの本質に沿った行動をとるか、どちらか一方しかできない。そうしなければ、ロジャヴァの革命がイラク北部へ、イラク北部の革命がロジャヴァへ飛び火するのは不可避であり、それを前にしてどのような勢力もとどまることはできない」と述べられている。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:粕川葵 )
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