初等教育から中等教育への進学(TEOG)システムにおいて行われた中央筆記試験によって生徒を得た外国の私立学校の最低点と生徒数が公開された。
これによってトルコのトップ校のアメリカン・ロバート高校は昨年男子生徒102人、女子生徒102人を得、今年は生徒数を20人分上げて112人の男子生徒と112人の女子生徒となり、計224人の生徒を受け入れると公表した。アメリカン・ロバート高校の今年の最低点はというと795点であった。ウスキュダル・アメリカン高校の最低点は790点であり、生徒数は男子84人、女子84人で、計168人であると公表された。ウスキュダル・アメリカン高校の生徒数は昨年と同じにとどまった。ガリレオ・イタリアン高校も昨年72人の生徒を得たが、今年は50人まで減った。サンク・ゲオルグ・オーストリア高校と商業高校(高等部)は昨年100人の生徒を得た。今年は80人の生徒が入学を許可され、学校の商業科の生徒数は変わらず、20人であると公表された。
他の生徒数の減少はというと、タルスス・アメリカン・コレジで起こった。昨年は女子48人、男子48人で、計96人の学生の入学を許可した一方、今年は男子 24人、女子24人で、計48人の生徒を得たと報じられた。いくつかの学校は8月4、5日の間に事前申請、8月6、7日の間に最終申請を行う。
■トルコ語の比重が大きい
私立学校は以前に公表されたように、今年は私立学校進学点(ÖYP)を利用して生徒を得ている。ÖYPは、教育省によって整えられた6つの中心的筆記試験の3科目、トルコ語、数学、理科・科学技術の試験結果と生徒たちの8年生の年末の達成度からなる。トルコ語の比重は3、数学と理科・科学技術の授業の比重は2とされた。第一期はTEOG試験の30%が、第二期の試験はというと70%が考慮される。ある生徒が全ての中央試験で満点を取り、 8年生の年末達成度が満点となる場合、ÖYP最高の800点とされる。点数が同じ場合は、順にT2(トルコ語)、M2(数学)、F2(理科・科学技術)、T1、M1、 F1の点数が高い受験候補生へ、またこれらも点数が同じ場合、8年生の年末達成度(YBP)が高い受験候補生へ、またこれらも等しい場合は年齢が低い生徒に、優先権が与えられる。
■外国語の習熟度に注意すべき
トルコ私立学校組合組織執行委員会のジェム・ギュルハン共同委員長は、私立学校選択にあたって生徒たちの外国語の習熟度と家族が支払う学費に注意する必要があるとし、以下の提案を行った。
「家族は、まずその子供の興味分野と(進路にとって)必要事項に配慮すべきである。その後、外国語の習熟度に注意すべきである。行きたいと思う学校の外国語が彼らに適切であるかどうかが大切である。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語で教育を行う学校がある。英語以外の言語は本当に難しい。ここで子供の言葉の習熟度がなければならず、かつ本当の意味で努力すべきである。トルコの私立学校でも最善の形で教育を行っているが、もちろん点数や子供の状態によって精査する必要がある。もちろん学費も配慮する必要がある。トルコの学校では30%から100%までの奨学金が与えられている。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:34795 )