ビーチにモスク!? ―論議を呼ぶ条例改正
2014年07月25日付 Milliyet 紙

トルコ政府は、海岸法適用に関する条例で、重要な改正を行った。

条例改正に伴い、モスクをはじめとする礼拝所が、海岸部に設置される社会的・技術的インフラ施設の中に含まれた。これによると海岸部にモスクや教会といった、法律で礼拝所として定められている宗教的礼拝所が建設されることが確実になった。

海岸法適用に関する条例において、今日(7月26日)官報での発表が予定されている条例で、重要な改正がなされた。以前の条例の第4項は以下の通り。
社会的・技術的インフラ施設:海岸部に建設されなくてはならない建物であり、各施設のために用いられるもので、海岸部の公共の利益のために用いられる防波堤、管制塔、灯台、変電所、水の貯蔵タンク、ボートヤードスロープ、バイオ・ケミカル浄水システム、汚染水・ビルジ(船の汚れ)清浄センター、電気、水道、医療所、PTT(郵便局)、Fax、テレビセット、油・ゴミ集積所、火災探知ネットワークあるいは消防署、エレベーター、衛生施設(トイレ)、駐車場、歩行者道路、階段、緑地、遊具所、公園などがインフラ施設にあたる。

■礼拝所が法令に付け加えられた

条例の変更で以下の条文が加えられた。
1990年8月3日付、第20594番官報で発表された、海岸部法の適用に関する条例第4項にある、「省庁」の定義は以下のように変更され、「社会的・技術的インフラ施設」という定義に含まれる「階段」の文言の後に、「礼拝所」が付け加えられる。また、「ヨットハーバー」の定義の最後の文章が削除された。

同条例の第14項の最初のパラグラフにある「インフラ施設」という定義の後に、「礼拝所」が付け加えられる。条例では、法案の適用に関し、公共事業省に代わって環境都市整備省管轄になることも発表された。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:34847 )