逮捕警官49人、取り調べ終了20人
2014年07月28日付 Radikal 紙


7月22日におこなわれた捜査で、49人の警察官が勾留・逮捕請求により裁判所へ送られた。かれらへの裁判官の取り調べが続いている。22時の時点で、20人の容疑者の取り調べが終了した。

取り調べが継続する中、容疑者の弁護団はホールにいる警察官の数を減らし設営されたバリケードを撤去するよう、取り調べをおこなっているイスラム・ チチェキ裁判官に要請した。しかし、チチェッキ裁判官は「治安確保のためこれらの措置は必要」と返答した。これに対し、弁護団は「この条件の下では、我々はクライアントの取り調べに立ち会わない」と語り、取り調べの場所に入らなかった。弁護団がこれらの状況をジャーナリストに公表するための会見をおこなっている間、取り調べを続けているフロアの警察官の数が減り、バリケードが撤去された。

■「裁判官へバリケードを撤去させるよう要請した」

裁判所に送られた49人のうち12人の弁護を務めるムラト・アクコチュ弁護士は、本件に関係する裁判所の前でおこなわれた記者会見で、裁判所での作業条件が完全に排除されたと話した。アクコチュ弁護士は、弁護士会の部屋から裁判所のホールまで2か所のバリケードがある上、約200人の警察官が配置されていると話し、弁護の権利が制限されないために、チチェキ裁判官へこれらの障壁を撤去させるよう要請したと話した。アクコチュ弁護士は、同裁判官に対し、「バリケートを撤去しない状態では、全員取り調べに立ち会わない」と伝えたが、この要請が承認されないために法廷を退出したと語った。

アクコチュ弁護士は、クライアントに弁護士会から弁護士がつくよう要請を受けたが、これを受け入れなかったと強調した。そして、チチェキ裁判官が自分たち自身に対し「偏った」態度を続けており、自分たちを「危険」視していると主張した。

記者会見に参加した弁護士のひとりケマル・シムシェク弁護士も、イスラム・チチェク裁判官と面会したと明らかにし、「職業の尊厳に触れる雰囲気の中で弁護活動を行いたくないと説明した。40-50人の弁護士に対し、300-400人の警察官がいる。何を守っているのか、不明瞭である。 私たちは武装しておらず、誰に対しても暴力を使っていない」述べた。

弁護士の記者会見が続いている間、取り調べがおこなわれているフロアにいた同僚は弁護士に連絡し、バリケードが撤去され、警察官の数が減少したとの情報を届けた。この進展により、取り調べがおこなわれている6階に向かった弁護士は、クライアントの取り調べに立ち会い始めた。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:34877 )