大統領選、三候補者が集めた献金額
2014年08月09日付 Hurriyet 紙


大統領選挙まで24時間弱を残した3人の候補者が、選挙活動のために集めた献金額を公表した。これによれば、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、5526万778TL、統一候補のエクメレッディン・イフサンオール氏は、850万TL、国民の民主主義党(HDP)の共同党首であるセラハッティン・デミルタシュ氏は、121万3000TLを集めた。エルドアン首相は、コンヤで16時に行った集会において、献金額が5700万TLに達したことを述べた。

首相であり大統領候補であるレジェプ・タイイプ・エルドアン氏は、8月8日の夕方に生放送で、選挙活動のために集められた献金額を公表した。エルドアン氏は、以下のように述べた:「選挙活動で、もう一度最終日の夕方までに私が集めた献金額を公表する。ご存知のように、献金した人数の公表は銀行の見解と異なる。そのため献金数で公表する。なぜなら、同一人物が2回も3回も献金をすることができるからだ。今日の夕方までで、合計の献金数は135万件で、献金総額は5526万 778TLであった。」

■現金が残れば、国庫に納められる

「もちろん、金額としては悪い額ではない。しかし、明日も(献金は)続く」と述べたエルドアン氏は、以下のように続けた:「この件に関して、銀行と私たちの友人との会議があった。というのも、党支持層から届いた献金は次のようなことに関係するものだからである。献金はさらに、日曜日(選挙の投票日)の後も行うことができる。選挙から3~4日後でも、可能である。なぜなら、この選挙で行われた取引でもしかしたら赤字がでる可能性があるからだ。またご存知のように、この国では、公式な書類を伴う支出の余剰分がある場合、その金は国庫へ移される。このような状況も問題となっている。」
エルドアン氏は、16時ごろコンヤで行われた最終集会において、献金総額が5700万TLに達したことを明らかにした。

■顧問らが明らかにした

大統領候補であるエクメレッディン・イフサンオール教授の選挙活動のために、850万TLが献金された。選挙活動を運営していた顧問が行った会見において、イフサンオール氏の口座へ集められた献金が、2014年8月8日時点で850万TLであることが公表された。

■デミルタシュ氏へ121万3000TLが献金された

大統領候補であり、国民の民主主義党の共同党首であるデミルタシュ氏が選挙活動のために開いた口座へ、7119人から121万3000TLの献金がなされ た。デミルタシュ氏の選挙活動の枠内において、宣伝材料、交通、演壇や音声システムサービスのために190万5000TLが費やされた。
デミルタシュ氏の選挙活動において使用されるための献金や、彼の支援を望む人々が金銭的な援助をするために、ズィラート銀行のトルコ大国民議会支店とガランティ銀行のディヤルバクル支店に口座が開かれた。この口座に、トルコ国民は選挙における一回の投票につき、最高9082トルコリラ51クルシュの支援や献金を行うことができる。
大統領候補であるデミルタシュ氏のために、ズィラート銀行トルコ大国民議会支店の口座「支店番号:0903 口座番号:31583126-5004 IBANコード: TR68 0001 0009 0331 5831 2650 04」とガランティ銀行ディヤルバクル支店の口座「支店コード:456 口座番号:2121 IBANコード:TR 65 00062 00045 60 000000 2121」に、8月9日時点で7119人から121万3000TLの献金がなされた。

■献金の条件

献金と支援は、選挙の一度目の投票のために2014年8月15日まで続く。選挙で二度目の投票が行われる場合は、支援は遅くとも2014年8月28日まで行われる可能性がある。
候補者たちは、単に金銭的な支援を得ることができる。物品の支援や貸借金は受け取れない。
大統領候補者たちは、1000TLまでの金銭的な支援を、領収書を渡したうえで同日に選挙用口座に移して得ることができる。1000TL以上の金銭的な支援は、候補者たちの「選挙用口座」として開かれ、高等選挙委員会に届け出ている銀行口座へ献金者により振り込まれる。得られた献金や支援金は、選挙費用にのみ使用される。候補者への、海外にいる国民からの献金や支援は行えない。銀行の記録に関し監査が行われる必要が生じた際、監査に支障をきたさないために、インターネットサイトの仲介あるいはSMSの使用による献金や支援は行えない。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:35022 )